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シャトーバルバノ
ワイナリーについて

生物多様性の再生、自然の平衡を取り戻すことを目指しビオディナミ農法を実践する家族経営ワイナリー

プロヴァンス中央部コート・ド・プロヴァンスと地中海沿岸カシー

マルセイユから東に約30キロ、プロヴァンス中央部サント・ボーム山塊(1,042m)の麓に広がるなだらかな丘にワイナリーを構える。畑はこの周辺のコート・ド・プロヴァンスと先祖から受け継いだ地中海沿岸カシーの区画を栽培。生活を取り囲む周辺一帯の生物多様性の再生、自然の平衡を取り戻すことを目指しビオディナミ農法を進めている。

テロワール

<コート・ド・プロヴァンス>

プロヴァンス中央部コート・ド・プロヴァンスのアペラシオン内で一番西に位置、標高約360m、なだらかな丘が連なる23ヘクタールの畑。背後には海を見渡すように巨大な白い崖が聳える。主に粘土石灰質土壌、栽培品種はシラー、グルナッシュ、サンソー、ムールヴェドル、ロール(ヴェルメンティーノ)。各区画の間にはこの地方特有のイトスギ、オリーヴ、チェリー、アップル、アーモンドツリーなどの樹々が育てられおり、「チェリーツリーのシラー」「アップルツリーのカベルネ」「イノシシのロール」など動植物にちなんだ名前を付けて呼んでいる。
年間生産本数 100,000本 ( ロゼ 50% / 赤 40% / 白 10% )

<カシー>

地中海に面した7ヘクタールの畑は現オーナーの曾祖父により100年以上前に植樹された古木もある、塀に囲まれた歴史ある区画。海から吹く風、プロヴァンスの太陽、土壌、というここにしかないコンビネーションを活かした2種類の白ワイン “Clos Val Bruyèreクロヴァルブリュイエール ” と”Kalahari カラアリ” を作っている。品種はマルサンヌ、クレレット、ユニブラン、ソーヴィニョン・ブラン。
年間生産本数 20,000本

ワイナリーの歴史

現オーナーの曾祖父Emile Bodin(エミール・ボデン)が1889年頃地中海沿岸カシーにある区画 Clos Val Bruyèreでブドウ栽培を始める。それから約100年後・・現オーナーのソフィーと両親はアルプスのスキーリゾートでの暮らしから一転、曾祖父からの遺産として残されたわずかなブドウ畑の世話をすることを決意。シャトーバルバノを購入しセラーを新築するところから始まった。現在はソフィーの夫とともにワイナリーを営んでいる。ファーストビンテージは1989年。

マザーアースコンセプト/オーガニックとビオディナミ

従来の農業は土壌を破壊する傾向にあり、有機農業により土壌を守り、ビオディナミ農業により土壌を生き返らせる。有機農業は単に化学物質を拒絶するということだけでなく生物の多様性を再生させる。巨大なブドウ畑を作ることでなく、多種多様な木々や茂みがさまざまな昆虫や動物の育成を刺激したり、自然の平衡を取り戻すことを想像しながら営んでいる。

自然というものは美しいし敬意を払うべきこと

シャトーバルバノでは自然に対する情熱と敬意から有機農業へとシフトし1995年からは農薬や殺菌剤の使用を止めた。2008年ヴィンテージよりオーガニック認定。自然の要素との相乗作用を日々研究することで常に進化し、2014年以降はビオディナミ農業へのアプローチを学び実践するために全力を尽くしている。畑ではナチュラルプレパレーション(自然界の調合物)のみを少量使用、それにより僅かながらブドウとその生態系の耐性能力を強化する。人としての介入は地球と月の自然サイクルを配慮し行っている。2015年より「Biodyvin」のメンバーとなり正式に認証を得ている。

ヴィーガンフレンドリー ”Vegan friendly”

動物への敬意からワイン製造には動物から作られる製品を一切使用しない。清澄は鉱物・植物性添加物を使用。バルバノのワインはベジタリアンやビーガンにも適していると言える。

ワイナリーについて
プロフィール
シャトーバルバノ
シャトーバルバノ

Sophie SIMONINI – CERCIELLO ソフィー・シモニーニ・セルシエロ

文学、マーケティングを学んだ後アルプスでスポーツウエアショップを開業、祖父からのブドウ畑の遺産を機に1988年ワイン造りについて学ぶためスクールへ戻る。野生生物の写真を撮ることが大好きでアフリカの奥地を歩き回ったこともあるほどアフリカへの愛が深い。

Didier SIMONINI ディディエ・シモニーニ

生物学を学んだのちDijon大学にてoenology(ワイン醸造学)を学びフランス各地で醸造を行う。1996年にソフィーと結婚、2年後にシャトーバルバノの一員として加わる。鳥類学への興味がある。

ファミリー

この土地で1世紀続いているファミリーヒストリーをいつか娘のジュリエットが受け継いでくれることを願っている。ロバのKalahari(カラアリ)、ポニーのGoogle(グーグル)、ゴールデンレトリーバーのDagga-Boy(ダガボーイ)も共に暮らしている。

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