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コンドリュ ①基本情報2023/3/22

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(写真はコンドリュにあるフランソワ・デュマのブドウ畑)

 

◆エリア

フランス・リヨンの南約40 km、ヴィエンヌから約10kmのローヌ渓谷に位置、3県(デパルトマン)をまたぎ7つの自治体に広がる。ローヌ県コンドリュー(Condrieu)、ロワール県ヴェラン(Vérin)、サンミッシェルシュルローヌ(Saint-Michel-sur-Rhône)、シャヴァネ(Chavanay)、マルヴァル(Malleval)、サンピエールドブーフ(Saint-Pierre-de-Bœuf)、アルデーシュ県リモニー(Limony)

 

ローヌ河右岸(西側)、pilat(ピラ)山塊の麓にあたる急斜面で栽培され、傾斜が50%以上のところも多くテラス(階段状の畑)になっており栽培は大変注意深く行われています。

 

 

◆ブドウ品種
ヴィオニエ・ドレのみ(Viognier Doré)※Doreはゴールデンの意味

 

 

◆詳細
AOC:1940年~
白ワイン
ブドウ品種:ヴィオニエ
AOC表面面積:260ヘクタール
生産面積:約170ヘクタール
土壌:分解された花崗岩
特徴:段々になったブドウ畑、南・南東向き
標高:約250m
最大許可収量:41 hl / ha
平均年間生産量:6000 hl
※コンドリュ公式データ参照

 

 

コンドリュワインのアペラシオンは、

インスティテュート・オブ・コントロール・ド・アペラシオン認定の管理機構である “Syndicat des Vignerons del’AOC Condrieu” により管理されています。AOCの最後の改革以来、防衛管理機構ODG (l’Organisme de Défense et de Gestion)は、INAO(国立原産地名称研究所)と共同でアペラシオンの規定や仕様、その順守を管理する責任を担い、またあらゆる偽造ワインの監視、コート・デュ・ローヌの専門家組織「インターローヌ」や「コート・デュ・ローヌ・セプテントリオナーレス技術協会」およびローヌ・ロワール農業会議所によるサポートを受けるワイン生産者に対して成熟度管理、トレーニング等の技術支援をしています。新しい防衛管理機構ODGは、AOCとほぼ同時に創設された“Syndicat des Vignerons del’AOC Condrieu”の任務を引き継いでいます。

 

このシンジケートは 1940 年 5 月に設立準備が進みましたが戦争により中断1944 年有効となりました。1944年9月設立、初代会長はジョセフ・ヴォーダイン(Joseph Vaudaine)、1980年代まではブドウ畑の経済状況が悪化し放棄された丘陵地帯が増えたため、その後シャヴァネ(Chavanay)、マルヴァル(Malleval)、リモニー(Limony)、サンピエールドブーフ(St Pierre de Bœuf)のコミューンが追加されたと考えられています。それ以来若いワイン生産者たちがブドウ栽培に加わり丘陵斜面に植え替えされていきました。

 

この時代を象徴するワイン生産者ジョルジュ・ヴェルネ(Georges Vernay)は1990年代半ばまでシンジケートの代表を務め彼のリーダーシップのもと非常に広く定義されていたアペラシオンの地域が1986年に改訂され、最高の丘陵地帯に大幅に縮小されました。以降シンジケートの代表としてロベール・ニエロ(Robert Niero)、フィリップ・フォーリ(Philippe Faury)、イヴ・キュイエロン(Yves Cuilleron)、そして現在はクリストフ・ピション(Christophe Pichon)が代表を務めます。このダイナミックなワイン生産者たちによるチームでの支援と貢献により卓越したアペラシオンへと成長していきました。 つづく

 

AOCコンドリューワイン生産者連合サイト参照

https://www.vin-condrieu.fr/vin-aoc/fr/home

 

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