aVinは、長野&南仏ビオワインを販売、卸、輸入しています。長野&南仏の文化、アート、暮らし、ワイン、そしてつくる人たちの情報を発信します。

新ヴィンテージ到着しました2021/11/15

メゾン・ステファンフランクバルタザールグロ ノレからワインが新入荷しました。

 

> オンラインショップ「2021年入荷」
https://shop.avin.jp/?mode=grp&gid=2553883&sort=n

 
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【Maison Stephan  メゾン ステファン】北ローヌ地方 コート ロティ
野生酵母、ビオ栽培、補糖・補酸なし、ナチュール系。北ローヌのシラーの産地の最北端Côte-Rôtie(コート・ロティ)。シラー最良の産地のビオ&ナチュールの家族経営の作り手。北ローヌの華やかなアロマと、タンニンの穏やかな作り。
 
・VdF グランブラン 2020
華やかな香りと複雑で豊かな果実味、北ローヌ特有の凛とした気品も垣間見える豊潤なビオ&ナチュールのローヌ・ブラン。
https://shop.avin.jp/?pid=164772778

 
・VdF シラー2020
https://shop.avin.jp/?pid=164774876

 
・コートロティ レ・ビナール 2019
https://shop.avin.jp/?pid=164776674

 
・コトーデュバスノン 2018
https://shop.avin.jp/?pid=164782488

 
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【Frank Balthazar フランク バルタザール】北ローヌ地方 コルナス
野生酵母、ビオ栽培、補糖・補酸なし。シラー100%の産地コルナスでエレガントで表情豊かなシラーを追求。SO2量は少なめながら、古典的な味わいの良い部分を抜き出したような、重さ強さは控えめだがシラーらしい味わい。とてもコンパクトな家族経営のワイナリー。現在インポーターaVinのみ。
 
・コルナス キュベ シャイヨ 2019
成熟度が高く、豊かな果実味、伸びやかな酸味とタンニンのバランスに優れた、フランクバルタザールのフラッグシップ!日本輸入限定24本、インポーターaVinのみ
https://shop.avin.jp/?pid=164783623

 
・コルナス サンスフル アジョーテ 2019
凝縮感、いきいきとした果実味で、フレッシュ。熟成が楽しみな綺麗な北ローヌのシラー。日本輸入限定24本、インポーターaVinのみ
https://shop.avin.jp/?pid=164783658

 
・コルナス カシミール バルタザール 2019
果実味、きれいな酸味としっかりながら滑らかなタンニンとのバランスが口中で心地よいシラー。日本輸入限定24本、インポーターaVinのみ
https://shop.avin.jp/?pid=164783732

 
・コートデュローヌ 2019
シラー60%による、清涼感、涼しげなニュアンスがある味わい。アルコール度数の高さを感じさせず、品があり、かつカジュアルな北ローヌのコートデュローヌルージュ。
https://shop.avin.jp/?pid=164783816

 
 
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【Gros Noreグロノレ】プロヴァンス地方 バンドール
野生酵母、ビオに近いリュットレゾネ、無清澄、無濾過。北向きの斜面に葡萄畑を持つ。古樽で最低18ヶ月熟成。
 
・バンドール ロゼ 2020
プロヴァンスロゼの理想系。香り、味わいともに果実味と酸味のバランスが素晴らしい上質感のあるドライなロゼ。
https://shop.avin.jp/?pid=164767735

 
・バンドール ルージュ 2017
ジューシーな果実味と酸味のバランスが素晴らしい、とても上質感のあるプロヴァンスのルージュ
https://shop.avin.jp/?pid=164768787

 
・バンドール ルージュ 2013【再入荷】
日差しの強い年だったにもかかわらず、このワインはフレッシュでフルーティー。非常に上質で軽いタンニンと美しい酸味、ほんのりチョコレートの香り
https://shop.avin.jp/?pid=104187036

 
・バンドール ルージュ 2011
香りがよく、よく溶け込んだタンニンと美しい酸味
https://shop.avin.jp/?pid=164770666

 


Gros Noré (グロノレ)チャート 1997 – 20162021/11/14

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プロヴァンス地方バンドール ドメーヌ・デュ・グロノレからロゼ、赤ワイン入荷です。2017年に20周年を迎えたバンドールでは比較的新しいワイナリー。これまでのヴィンテージを振り返りながら日々の進化を辿ります。(以下ワイナリー情報)

 

1997年  アルコール度数は低め、 除梗なし。飾り気のない素朴な味わい

 

1998/1999/2000年 1997年より同様の醸造プロセスで素朴さが特徴として続く

 
2001年 アラン・パスカルはこの年一部のブドウの除梗を決める。冬は寒く12月から3月の間発酵が止まる

 

2002年 収穫中の大雨により日差しは少なめ、結果軽めのワインとなったがこれもまたこれまでのヴィンテージに並んで評価に値することに気づき、 何が良いバンドールワインを生むのか見解を再検討し始めるきっかけとなった

 

2003年 非常に乾燥した天候であったがなお土には十分な水が残っていた。僅かな梗を再導入。非常に複雑なワイン

 

2004年 天候は暑く一層乾いていた。ビロードのような滑らかなワイン、アルコール度数は高め。この年より酵母の添加なし

 

2005年 気温は非常に高く暑かったが、非常に暑かった過去2年よりはブドウは残っていた。酵母の添加なし。完全除梗

 

2006年 2001年同様に途中発酵が止まったが再び発酵することはなし。  ワインはいつもより甘みがあった

 

2007年 非常に良い天気、醸造方法がはっきりしてきた。 新しい醸造家と一緒に仕事を始める

 

2008年 1年を通して雨が多くワインは少し軽めとなった。 母親の名前を付けたキュベ・アントワネットを作るようになる。AOCバンドールではムールヴェドル種が最大95%と制限があるが100%に近い割合で作る

 

2009年 非常に暑い天候によるフルボディな仕上がり

 

2010年 皮肉なほどの土っぽさと豊かなタンニン、長い余韻

 

2011年 フルボディ、しっかりとしたストラクチャー、申し分ない果実味

 

2012年 しっかりした骨格のあるワインでタンニンを感じる

 

2013年 非常に優れたストラクチャーでフルボディ、バンドールで熟成させるべき最も優れたワインとして選ばれる

 

2014年 完全除梗。フルボディ、酸味と果実味のバランス良く力強いワイン

 

2015年 これまでにない素晴らしい天候に恵まれすべて順調。高品質のロゼができた

 

2016年 ストラクチャーがありバランスの良いワイン。とても華やかなロゼで香り豊か、ストロベリーのノート

 

 http://avin.jp/wineries/grosnore

 

1997: lower alcohol level, grapes and stems were all kept, more rustic wine.
1998/1999/2000: followed the same way of winemaking than 1997. The wines kept their rustic characteristic.
2001: Alain Pascal took the decision to take off some stems, the winter was cold and the fermentation stopped to start again from December to March. 
This new way to not keeping all the stems marked a significant change for the Gros’ Noré wines.
2002: the light was lighter due to heavy rains during the harvest. Alain Pascal found that a lighter wine can be appreciated as much his previous vintages. Started to re-think his view on what makes a good Bandol.
2003: the weather was very dry but still enough water was present in the soil, reintrodution of very tiny parts of stems attached to the bays. Very complex wine.
2004: The weather was also hot and more dry. Very velvety wine but heavier in alcohol. From this year no more yeast added.
2005: The temperatures were also really hot but because of the pas two hot years more grapes were left. No yeast added and no stems kept.
2006: the fermentation stopped as observed in 2001, but didn’t start again, a little bit of 2007 was added to start again the fermentation. The wine was sweeter.
2007: very nice weather, Alain Pascal way of winemaking became clearer. Started to work with a new oenologue.
2008: More rain through the year, the wine was a bit lighter. Started to blend Cuvée Antoinette(the name of his mother), almost 100% Mourvèdre as 95% being the limit for Bandol appelation.
2009: full body due to a very hot weather.
2010: Irony earthiness and full tannins. Long finish.
2011: full bodied, considerable structure and beautifully on the fruit.
2012: Firm, structured, tannic mouth.
2013: very well structured, full bodied, was elected best vin de garde (wine to keep ageing) in Bandol.
2014: No stems kept, very full bodied and powerful, good balance between the acidity and the fruits.
2015: best wether ever seen, incredibly regular. Very good year for rosé.
2016: Well structured and balanced. Very flowery rosé, a lot of perfumes, strawberry notes.

Thanks to Pascale Parodi, Gros’ Noré import manager for her visit and these comments and informations.

 

 

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Gros' Noré 20th anniversary party- 10th of June- and vertical tasting from the first vintage 1997 to 2016.6

 

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2017年の20周年パーティではこれまでのビンテージが勢ぞろいし来訪者に振舞われた。

 

 

 


【AOC】Bandol バンドール2021/9/24

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背後はサント・ボーム

 

♦エリアと歴史

プロヴァンス地方地中海沿岸、フランス第2の都市マルセイユの東、トゥーロンの西20kmに位置するプロヴァンスでは最もよく知られるワインの生産地。赤ワインが有名なこのバンドールは、海に面した広大な山の円形劇場型のエリアでサント・ボーム山塊やモン・コーム(山)に囲まれている。この地では紀元前6世紀頃にマルセイユの町を築いたポカイア人(フォカイア人とも呼ばれる古代ギリシア人)によってブドウ栽培とワイン造りの文化が広められ、その後ワインの交易が発展、オリーブオイルやワインの取引が組織化された。海底からは当時のアンフォラなども見つかっている。

 

このエリアはプロヴァンス特有の東風とミストラルと呼ばれる強い北西風の影響が少なく、比較的安全な港であったためワインの輸出港として19世紀頃まで栄え多くの商船が寄港、港は浅く停泊している大型船にバンドールの「B」が刻印されたオーク樽が運ばれる光景がよく見られたという。出所と真正を保証するマークでもあった。ワイン産業の繁栄は樽製造業の発展ももたらし、1850年ごろには100の樽製造業者が存在した。

 

ワインは美食家で知られる国王ルイ15世にも愛され王宮の食卓を飾った。この土地で作られるバランスのとれた骨格あるワインは輸送も容易で評判に。バンドールの町は19世紀末の鉄道開通により避暑地としても栄えるようになり今もなお美しい砂浜が広がり夏のリゾートとして人気が高い。現在は高品質なロゼワインの産地でもあり休暇に訪れる人々によってその多くが消費されている。

 

♦テロワール

南向きの斜面で年間日照時間は3,000時間、年間降水量は650mで秋と冬に多い。東・南東からの風がこのエリアの通風をよくし、地中海からの風が夜間も一定の湿度を保ち、夏の強烈な暑さからブドウを守る。ミストラル(北風)は激しい降雨の後でも病気の原因になる湿度を畑から吹き飛ばしてくれる。

 

 

♦土壌
主に白亜紀の土、 バンドールの典型的なテロワールとは非常に痩せた土壌で、主に石灰質砂岩と砂質泥炭土の風化物、ガラ場や崩積土から構成される。

 

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♦ブドウ品種

【白ワイン】ブールブラン、クレレットブランシュ、ソーヴィニヨンブラン、ユニブラン、マルサンヌ、ロール(ヴェルメンティーノ)、セミヨン

 

【ロゼワイン】ムールヴェドル、グルナッシュ、サンソー

これら3つの品種のうち少なくとも2つ使用することが義務付けられている。

補助品種:シラー、カリニャン

 

【赤ワイン】ムールヴェドル、グルナッシュ、サンソー(ムールヴェドルは50%以上必須)

これら3つの品種のうち少なくとも2つ使用することが義務付けられている。

補助品種:シラー、カリニャン

 

 

♦ワインの特徴
【白ワイン】ライムとほうき(エニシダ:常緑または落葉性の低木)の香りのある淡い麦わら色

 

【ロゼワイン】直接圧搾法による。淡い色、ワイルドローズの色合い。ムールヴェドルの比率が上がるとより長く楽しめる

 

【赤ワイン】ムールヴェドルがワインに気品を与え、力強く、タンニンが豊富で骨格がしっかりした長命なワインとなる。赤い果実の香りが特徴で熟成するとトリュフや下草の香りも。樽熟成最低18ヶ月

 

♦ワイン生産比率

白(4%): ロゼ(73%) : 赤(23%)       ※2009年データ

 

♦栽培密度

5,000本/ヘクタール

 

♦基本収量

40hl/ha

 

♦AOC取得年

1941年

 

♦ワイン生産量
55,000 ヘクトリットル

 

♦生産者数

2つの協同組合(生産の40%)と63軒の独立したワイナリー(生産の60%)
葡萄農家の数350軒

 

♦栽培面積
1,500ヘクタール

 

♦畑
Le Beausset ;
La Cadière-d’Azur ;
Le Castellet ;
Ollioules ;
Saint-Cyr-sur-Mer (Château pradeaux, Château d’Azur, Maubernard, La Chrétienne, Cagueloup, Sorin, Pieracci, Frégate, l’Estagnol et Pey Neuf) ;
Sainte-Anne-d’Évenos ;
Sanary-sur-Mer ;
Bandol, AOC

 

 

INAOデータ参照 更新日:2019年5月17日

Bandol 役所のサイト http://www.bandol.fr/accueil-3.html

https://www.facebook.com/villebandol/

http://www.fetedumillesime.com/fr/les-domaines.cfm

 

 

 


バンドールの収穫ドメーヌグロノレ2018/10/25

9月前半、3日間に渡り収穫に参加

南フランスのこの時期は朝7時半頃までは薄暗く、気温約18度、収穫は涼しい早朝7時から始まりました。日中は28度くらいまで上昇。バンドール赤ワインの主体となるムールヴェドル種。収穫タイミングを逃さまいとオーナーのパスカルさんの厳しい目が光りスタッフにも緊張感が走ります。常勤、収穫スタッフで総勢10人ほどで区画ごとに収穫がすすめられていました。この3日間は主に、白ブドウの収穫、ロゼ用のサンソー、ムールヴェドル種。バンドールの赤ワインとなる最高品質のムールヴェドルの収穫は、それから少し後に行われました。

 

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バンドールは赤ワインの銘醸地、そしてロゼ
補助品種となるサンソーの収穫
すべて手積み、ブドウがバケツからミニコンテナに移されます。ミニトラクター後部で待つパスカルさんが房を確認しながら、少しでも気に入らないものがあればその場で取り除きます。

ブドウの実がつく梗(こう)の、枝の太さにはびっくり。0.5センチ以上はあるでしょうか。素人がハサミで簡単には切れません。樹齢は約40年、左手でブドウを下から支えながらハサミを入れます。収穫スタッフのなかにも手を切った方がありました。

 

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収穫時には、折角なのでたくさん?!ブドウを食べてみました。
食べて未成熟や不良、酸っぱい房がどういうものか、パスカルさんや常勤スタッフは食べなくても見た目でわかるようですが、間違って成長が十分でない房を取ろうものなら「それはいらない!」と声が飛びます。

道具も大切なもの。「ハサミは地面に置かない!」いろんな点で学ばせていただきました。

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プロヴァンス、バンドールの大地に、ブドウとそれを取り巻くすべての環境を愛するパスカルさんの収穫は9月下旬まで続きました。昨年の20周年パーティ時には、建設中だった手作りのセラーも完成し、これから益々楽しみなワイナリーです。

 

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ワイナリー情報はこちらから
http://avin.jp/wineries/grosnore

Domaine du Gros Nore
新着ロゼ、希少な白もオンラインで
販売開始しました!
http://shop.avin.jp/?mode=grp&gid=1547994&view=smartphone

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11/18 日曜日の試飲販売会では、
グロノレ バンドール最新ビンテージ赤ワイン 「バンドール2014」が初登場です。2013との飲み比べもできます。
スタジオスロー自由が丘
http://avin.jp/event/tasting/3582

 

ローヌ&プロヴァンスワイン
アヴァン
http://avin.jp


Gros Noré new cellar, almost a cathedral!2018/2/15

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The word “cathedra” evokes a bishop’s seat, but also is, ethymologically, the Provencale’s root of the name “Cadière”, meaning “chair”. And could also be the place where grow “cade” trees, Juniper oxycedrus ( producing an oil called “huile de Cade”, Juniper’s oil).

 

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Alain pascal, Gros Noré’s winegrower, fathom flamboyant Gothic style, and borrowed its techniques to build his cellar, especially its typical lancets keystone. With a great care of about balance and regularity.

 

The choice of bricks rather than stones:

The site builders, Christian and his son Franck acquired their skills from the Compagnons du Devoir crafts guild.
They use ingenious technical solutions and only replaced stones by bricks without losing the vertical forces, ascent to the doors of heaven, and symbol of spirituality.
A type of architecture perfectly aligns with wine, considered as the Blood of the Lord. Will only be missing the mystical lights from churches stained-glass windows. They, indeed, could be harmful during the ageing process of the wine rather than helping its elevation.

 

A private Oenothèque:

The cellar, once finished, will house Alain Pascal private vintage collection and will be enriched every year with the best bottles of each cuvée, including jeroboams and the oldest oak barrels for “religious tastings”.

(source: Var-matin 27 of December 2017)

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