【要予約】マリアージュ研究会 1/26(金)Keisuke Matsushima × aVin2018/1/26
写真は前回のものです。
aVinが南フランスワイナリーから直輸入するワインを「KEISUKE MAT
前回も大変ご好評いただきました。次回のご案内です。
今回はクロ・デュ・カイユのワインをメインにお届けします。
南フランス 南ローヌ地方で野生酵母によるワインの作り手のひとつ、クロデュカイユ(le Clos du Caillou)
南ローヌを牽引するAOCシャトーヌフ・デュ・パプの高品質区画にあり、上品なワインを作っています。
シャトーヌフ・デュ・パプとして9ha、コート・デュ・ローヌとして45ha所有。
レゼルヴ2001、2005、2010ではパーカーポイント100点を取得。
ワインリスト(予定)
*ナチュール ルージュ2016
*レゼルヴ ルージュ シャトーヌフ・デュ・パプ2012 le Clos du Caillou
*レゼルヴ ブラン コート・デュ・ローヌ 2016 le Clos du Caillou
*ル カイユ ロゼ コート・デュ・ローヌ 2016 le Clos du Caillou
日程: 2018年1月26日(金)19:30~22:00
会場:KEISUKE MATSUSHIMA
東京都渋谷区神宮前1-4-20パークコート神宮前1F
会費:8,500円程度(税込)
定員:15名
ご予約お待ちしております。
お申込み・お問い合わせ:
info@avin.jp もしくは03-6452-4380まで。
ご希望日、お名前、人数をご記入ください
1月の試飲会レポート@studio QUE2018/1/26
今月は『デイリーワイン特集』として、南フランスの野生酵母を使用したビオ(オーガニック)ワインの中から1,000円~3,000円台のワインを25種ほどご用意しましたが、いかがでしたでしょうか。
私たちaVinアヴァンがワインの輸入を始めた当初は、南フランスの南ローヌ地方とプロヴァンス地方のみ、ブドウ品種で言えば、グルナッシュかムールヴェドルが9割を占める、それはそれなりにおもしろい試飲会をしておりましたが、ようやく、ローヌ川を北上し北ローヌ地方から、ヴィオニエ種の白ワイン、シラー、カヴェルネソーヴィニョンの赤ワインも取扱させていただくようになりました。
南ローヌ、シャトーヌフデュパプファンには、2004年のヴィンテージなどワイナリーから直々に貴重なお蔵出しワインを提供いただき、今後も少しずつ紹介していきます。
試飲会でお試しいただいたものはネットショップでも販売しています。
http://shop.avin.jp/
会員登録で、初回お買い物に1,000ポイント
お買い物1,000円毎に100ポイント付きますのでこちらもお得です。
※ファンキーシャトーさんのワインはご意向により対面販売のみとさせていただいております。ご了承ください。
次回の試飲会は2/24(土)午後
スタジオキュー目黒碑文谷にて
新しく輸入を始めた南フランスのスパークリングワインをご紹介できるよう、ただいま準備中です。
The galette des rois, a very French tradition!2018/1/26
The galette des rois is a cake traditionally shared at Epiphany, on 6 January. It celebrates the arrival of the Three Wise Men in Bethlehem.
Composed of a puff pastry cake, with a small charm, the fève, hidden inside, it is usually filled with frangipane, a cream made from sweet almonds, butter, eggs and sugar. But more gourmet versions are available for us to enjoy, with chocolate, apple or candied fruits. Every year, the leading French pâtissiers offer exclusive creations for the tradition of crowning the one who finds the fève.
The season of the galette des rois begins on Twelfth Night and ends on Shrove Tuesday but can be celebrated during all month in January.
Celebrated on 6 January, Epiphany corresponds to the moment when the baby Jesus is presented to the Three Wise Men, Melchior, Caspar and Balthazar, who have arrived from the three continents, Asia, Africa and Europe, to give their gifts. Like many Christian festivals, the date of Epiphany corresponds to what was originally a pagan festival. In the past, the Romans celebrated Saturnalia, the festival of the winter solstice, at which a king or queen was chosen for one day, by means of a white or black bean hidden in a cake.
The galette des rois, in its simple version, is a flaky pastry with notches incised across it and browned in the oven. It is usually served with various preparations: frangipane, fruit, chocolate, cream, etc. The one the French like most is filled with frangipane, a cream made from sweet almonds, butter, eggs and sugar. It is said to have been invented by a Florentine nobleman, the Marquis of Frangipani, several centuries ago.
In the past, the pastry would be cut into as many portions as there were guests, plus one. The last one, called the “part du pauvre” or poor man’s share, was for the first poor person who stopped by the house. In the south of France, the traditional dessert is not a puff pastry but a brioche with fruit, also containing a fève, and known as the gâteau des rois. It is made from a sweet brioche dough flavoured with orange flower essence, shaped into a crown, with pieces of red fruit and sugar on top. They even played “find the king” at the table of Louis XIV. The ladies of the court who found the fève became queens of France for a day and could ask the king to grant them a wish called “grâces et gentillesse”. But the Sun King, Louis XIV, was to abolish this custom.
In the 18th century, the fève was a porcelain figurine representing the nativity and characters from the crib. Nowadays there is a wide range of different fèves which are much sought-after by collectors. The family tradition is for everyone to gather together to cut the famous cake. The youngest child goes under the table and points out the guests, who are then given their portion of the cake. A cardboard crown is supplied with the cake. The one who finds the fève is crowned and chooses his or her queen or king.
What to drink with your Galette?
Champagne and Crémant de die(semi-dry and sweet), Clairette de Die (semi-dry) Jaillance. Or a dry white as Château Vannières Bandol or Côtes-du-Rhône Domaine de la Vieille Julienne or Clos du Caillou.
「シンプルにワインを楽しむこと」サンジャックの道 “le chemin de Saint Jacques”2018/1/26
一日中歩き回って、水しか飲んでいなかった時に飲むワインほど格別なものはない。
昨年の夏、あの世界遺産としても知られるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路に行き、そのことを実感した。オーヴェルニュ(Auvergne)地方の山奥の宿にもワインがあるし、ブドウ畑が少ないマルジュリド(Margeride)地方の花崗岩質でできた高台の宿でさえ当たり前のようにワインがある。
不思議なことに、この巡礼路で食べる料理というのは味がワンランク上がり、質素な夕食がご馳走に変わってしまう。ある晩、ル・ピュイ=アン=ヴレ(le Puy-en-Velay)村の大きな玄武岩質の壁に阻まれた所にある宿泊施設グラン・セミネール・サン・ジョルジュ(Grand Séminaire Saint-Georges)にたどり着いた。食堂に入ると、夕食を給仕してくれる老人が(彼自身も巡礼者なのだけれど)、野菜スープと一緒にワインのボトルも忘れずに大きなテーブルに置いていく。ただ、EUのシンボルである星のラベルが貼られている瓶を見て、胃の調子がおかしくなりそうになった。「カーヴ・ド・ヴィエイユ・テール(EU構成国の複数のブドウを使用)」と書かれた白いエチケットを見る限り、味に関してはとても期待はできない。実際、これほど薄っぺらくて、余韻のない安ワインを飲んだのはどれだけ振りだろう。デュラレックスのコップというのは昔は食堂でよく目にしたが、そのコップに注がれたワインのせいで一瞬にして気持ちが萎え、70年代の頃を思い出してしまった。
きっとこのボトルは何か特別な旅を予見していたのかもしれない。結果としては、当初の期待に違わずとても素晴らしいものだった。今まで見たこともないような美しい景色の中を自分の足で歩くことができたのは本当に素晴らしく、オーヴェルニュ(Auvergne)地方、ルエルグ(Rouergue)地方、ケルシー(Quercy)地方にある昔ながらの田舎の風景を残す村々や黄金色に輝いた農場の中を歩いていく時はただただ感動するばかりだった。コンク(Conques)村やロカマドゥール(Rocamadour)村で瞑想したり、カオール(Cahors)村では祈りを捧げ、モワサック(Moissac)村の修道院ではその美しさに息をのんだ。そしてそのモワサッ村では、幻の白ワインブドウ品種シャスラ・ドレが世界遺産に囲まれて育てられているのも見ることができた。こうして、毎晩新しいワイン、それもびっくりするようなワインで晩酌することになった。
ある日の午後、太陽が照りつける中オーブラック(Aubrac)村を歩いたせいで顔が日焼けをして真っ赤になり、ナスビナル(Nasbinals)村のルート・ダルジャン・ホテル(Hôtel de la Route d’Argent)に着いた頃にはヘトヘトになっていた。その宿の亭主バスティドが出してくれた料理はシャルキュトリーの盛り合わせ、アリゴ(じゃがいもとチーズを練り上げたオーブラック地方の郷土料理)、それにリ・ド・ヴォーのセップ茸添えで、その素晴らしい食材のおかげであっという間に体力を回復することができた。そしてお腹を空かせた巡礼者たちのテーブルには、マグナムボトルのロゼワインが何本も振る舞われた。気品などはないワインだけれど、よく冷えていて喉の渇きを癒やしてくれる。それだけでもう十分豪華な食事と言っていい。
サン・コム・ドルト村にあるマレ修道院でドゥニーズという名の修道女が振る舞ってくれたコート・ド・ローヌ(Saint-Côme-d’Olt)のワインのことも忘れられない。その時は同じく巡礼中のアレックスという32歳の機動憲兵隊員も一緒にいて、雨の中修道院にたどり着いた。その時にその修道女が、「さぁ、このワインで体を温めて下さい。」という言葉で我々を迎え入れてくれた。巡礼の旅路でなければきっとその場で彼女を抱きしめていただろう。テミーヌ(Thémines)村では、ネリー・ラカリエールさんが旦那のワイン庫から出してくれたカオール産ワインとヤギのチーズを夕食にどうぞと分けてくれた(それもたった3ユーロで)。ちょうどその日の夜はカバンの中には食べるものが何もなく、しかもその村にはレストランも食料品店もなかった。そうして牧草の中で、2頭の馬を目の前にしながら夕食を食べたこともあった。
巡礼の旅というのは禁欲的な側面もあるけれども、道中での出会いや友情にも恵まれている。ブールドワール(Bouldoires)村では、パトリックとクリスティーヌのネイロール夫妻と食べた昼食に舌鼓をうち、オリヴィエ・ジュリアンのワインのおかげで話も弾んだ。そしてケルシー・ブラン(Quercy Blanc)地方に入ると、ひまわりで黄色く彩られたモンキュック(Montcuq)村の路を歩き、デトレヴ・バレル共同宿泊所で一泊した。その次に訪れた小高い丘の上に作られた美しいロゼルト(Lauzerte)村では、ホテル・デュ・ケルシー(Hôtel du Quercy)でマリーと一緒に夕食をし、素晴らしいシャトーヌフ=デュ=パプのワインを飲むこともできて本当に至福の時だった!
コンポステーラ巡礼という経験は今ではそれほど特別なものではなくなっているけれども、何が印象に残っているだろう?
とりあえず、食べ過ぎで罪悪感を感じることはないというのは言える。とにかく歩くのだから。1日に6時間から8時間、毎日25キロから30キロくらい。肉体的にも精神的にもいいことだ。しかもいろんなものと巡り会う機会がある。ワイン、石の十字架、あるいは巡礼路沿いの森だったり。それらは人類共通の宝物と言っていいものだ。思いもかけないようなワインと毎晩出会える幸運にも恵まれる。
ヨーロッパでそのような経験を味わうことのできるのはフランスとイタリアぐらいなものだろう。
画一化されていない国を旅するということこそ、旅の醍醐味と言える。
LA Revue du Vin de France no.616 Nov.2017 記事抜粋
著)La RVF編集長ドゥ二・サヴェロ(Denis Saverot)
翻訳 POPO
Rhone & Provence wine
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「ワインやレッツゴー」2018/1/26
アヴァンが南フランスで作られるローヌとプロヴァンス地方のワインを輸入する理由
南フランスのワインは、南仏の陽気な気候や人柄のように、親しみやすく朗らかなワインがたくさんあります。アヴァンは『土地の味・自然な栽培と造り・造り手の哲学』が反映されるワインを大切にしていきたいと思っています。
畑へのこだわり
畑をできる限り農薬や化学肥料を使わないで、自然な栽培にしていると、土も柔らか、根が地下へ地下へと伸びて養分を吸い上げます。
ブドウ自体がなりたいようなブドウなり(ブドウの気持ち)本来のそのものの味わいを導きます。育てる人も撒く肥料や薬品から体によくないものを拾わない。人の介入をなるべく抑えて、個性が活かされ魅力的。
良いブドウを育てること=良い酵母を育てること。良い酵母は、テロワール、土地の味を表すために大きな働きをします。
南仏には、乾燥した気候と豊富な日照量があり、ビオ(オーガニック)で栽培しやすい環境です。
もちろん、天候に左右され、収穫量も不安定、作る過程のリスクは大きいんですけど。
aVin’s ownerよしさんおすすめ
漫画「おせん」の天然と養殖の魚の違いを読むと分かりやすいそうです。
ブドウからワインへの過程
ビオ(オーガニック)の畑で栽培され次のステップ。野生の酵母というのが、ブドウの皮に白く表面についています。これを使って醸造すると、これもまたブドウの個性を活かします。農薬を使ってしまうと、いくつかの酵母は育たないようです。
添加酵母、培養酵母で作るワインもおいしいけれど、個性重視がアヴァンらしさかな。
酸化防止剤
数千年のワイン造りの中で、ボトルのない時代から硫黄を燃やしてそれを酸化防止剤として活用していました。ワインも海を渡り世界中に流通するようになりました。
亜硫酸塩は酸化防止剤として使われ、多少自然発生もします。
ゼロかごく少量のものをナチュールと呼んでいるようですが、こちらはまだまだ新しいアプローチ。
作り手から飲む人への長い道のりの中で、温度管理、輸送状態などすべてが整ってできること。
アヴァンは必要最低限の量を添加しているものとナチュールを少し取り扱っています。
「造り手、そして南フランス」
南フランスには、樹齢100年を超えるワインの樹も多く残り、家族として、職人として蓄積されてきた知識や技術、センス、哲学がワインに反映されます。紀元前からワインが作られてきた南フランスはそれらが反映されやすい土地だと思います。
上手く作ろというワインではなく、大量販売するためのワインでもなく、美味しさと哲学を求め続ける造り手たちのワインを厳選してお届けしていきたい。
小さな村々で出逢った、自然環境にも私たちにも優しいワイン。
ワイナリーから直接輸入し、飲む人の注がれるグラスまで。
色んなものがある中で選んでもらえるよう、責任を持って造り手の情報をお伝えしたい。
まずは是非一杯、南フランスワインを飲んでみてください。
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