12/3(土)開催
南フランスよりテイスティングワイナリー4+長野1
◆Le Clos du Caillou(クロデュカイユ)
AOCシャトーヌフデュパプ
AOCコートデュローヌ
童謡「アヴィニョンの橋の上で」で有名なフランス南東部にある都市アヴィニョン、ここにかつて教皇庁が置かれ、ローマ教皇たちがこの地のワイン生産を奨励。14世紀にヨハネス22世はアヴィニョン北部のシャトーヌフデュパプ村に避暑のための城を建て、今は廃墟だけが残るが、シンボルのように東西南北のブドウ畑を見守り続けている。
AOCシャトーヌフデュパプではグルナッシュをはじめとする13種のブドウ品種の使用が可能。ローヌ南部最高峰の赤ワインの銘醸地となっている。シャトーヌフデュパプのワインボトルには、教皇のかぶる三重王冠の下に2つの鍵が交差する紋章がボトルに入っていることが多い。ぜひお好みの一本を見つけてください。
◆Domaine de la Vieille Julienne(ヴィエイユ ジュリアン)
AOCシャトーヌフデュパプ
AOCコートデュローヌ
このエリアで多く栽培されるグルナッシュ種は、中世に地中海沿岸を支配していたアラゴンが原産で、スペインではガルナッチャと呼ばれる。フランスではローヌ地方南部とプロヴァンス・ラングドック・ルシヨン地方で栽培される。果粒は小さく、暑さと乾燥に強い品種で赤、ロゼワインを生み出す。
ヴィエイユジュリアンでは、シュタイナー提唱のビオディナミ農法基準のもと栽培されている。長期熟成型の高貴なワインを一足先にテイスティングしたい。
◆Domaine du Gros Nore(グロノレ)
AOCバンドール
バンドールは地中海に面したリゾート地で、フランス第2の都市マルセイユの東、ニースの西に位置する。2600年前にマルセイユの町を築いた古代ギリシア人によってブドウ栽培とワイン造りが広められていく。プロヴァンス地方特有の東風とミストラルから守られた安全な港でありワインの輸出港としても栄えた町。
AOCバンドールの赤ワインは、ムールヴェドル種が最低50%必要。このドメーヌグロノレではムールヴェドル80%を使用。無清澄、無濾過、野生酵母。オーガニック認証にはこだわらないがその基準に沿った独自の農法により栽培。
南フランスといっても様々な品種があり、グルナッシュ主体のシャトーヌフデュパプとの比較もおもしろい。
◆Chateau Vannieres(ヴァニエール)
AOCバンドール
AOCコートドゥプロヴァンス
IGPモンコーム
前述のグロノレと同様プロヴァンス地方にある。
このエリアはロゼワインの生産量も多い。直接圧搾法からつくられ、淡い野バラや上品なサーモンピンクの色が特徴。若いうちの潑刺さもよいし、晩熟のムールヴェードル種が存在感を現した長熟のものも楽しい。高品質な赤ワインは長期熟成も可能。地中海料理のブイヤベースなど魚介類や、多様なハーブ、オリーブオイル、野菜と相性が良い。
シャトーヴァニエールからは、赤、白、ロゼワインを直輸入。赤ワインはヴィンテージにより熟成の違いをお楽しみください。
◆Funky Chateau(ファンキーシャトー)
長野県小県郡青木村
ワイナリーの希望により対面販売のみの希少なワイン。シャルドネの白ワイン、カベルネソービニヨンの赤ワイン。植栽当初より無農薬、無化学肥料。酸化防止剤の使用を最低限に抑えているため取扱は慎重に・・・名前からはなかなか想像のつかない味わいを。