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「グラン・ヴァン(偉大なるワイン)とは、感情であり文明である。」2017/5/13

 

シャトーヌフ・デュ・パプ「シャトー・ドゥ・ボーカステル」代表

フランソワ・ペラン氏 スペシャルインタビュー

 

文:ドゥニ・サヴェロ、写真:ロベルト・ペトロニオ

–  La Revue de Vin de France  n°606  2016/11 記事抜粋

 

 

「グラン・ヴァン(偉大なるワイン)とは、感情であり文明である。」

 

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1世紀以上にわたり、シャトーヌフ・デュ・パプの一端をなす有名な「シャトー・ドゥ・ボーカステル」の代表フランソワ・ペラン氏。

 

今回は彼にグラン・ヴァンとは何か、そして彼の成功の元となる原動力について話を聞いた。

 

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La Revue de Vin de France(以下RVF):

シャトーヌフ・デュ・パプにおけるグラン・ヴァン(偉大なるワイン)とは、あなたにとってどのように定義づけられるのでしょうか。

 

ペラン氏 :

まず、偉大なシャトーヌフ・デュ・パプとは、年月を重ねていくことができるワインを指します。AOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)は一つの観念から生まれました。それは、「旅をするワイン」であることです。すなわち、歴史あるアペラシオンであるシャトーヌフ・デュ・パプにおいて我々もまた、「旅をするワイン」、言い換えれば、生まれてから年を重ねてゆくワインを作り出さなければならないのです。

二つめは、グラン・ヴァンにとって大変重要な、「感情」そして「文明」を送り届けるという役目があるのです。

 

 

RVF :「文明」とは一体何を意味するのでしょうか?

 

ペラン氏 :

ワインにおいてそれはたしなみ方、「作法」に値します。表現力のあるワインとは、テロワール(ブドウにその地域特有の性格を与える農地)、ブドウ品種の混合、気候環境、地理学、習慣、そして人類、それら全てが重なり合わさって誕生するのです。特別な表現方法と文明との足し算がグラン・ヴァンを生むのです。

 

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RVF :あなたはまろやかなワインよりも角張った味わいを持つワインを好まれるそうですが。

 

ペラン氏 :

私は伸びやかで変幻自在なワインよりも、「型」を持ったワインに魅力を感じます。ある一定の制限を持つワインとも言えます。枠組みの中にきちっと収まりそこから突出しない、とも言えるでしょう。我々のボーカステルのワインはその形式に沿っていると思います。丸みがあるよりも、ツンと角があって四角型のイメージですね。

 

 

RVF :それではシャトーヌフ・デュ・パプを作るにあたってグルナッシュを減らし代わりにムールヴェドルの割合を高くする方が良いのでしょうか?

 

※訳者追記

グルナッシュ種は単体では用いず、ほかのブドウと混合することによってその効果が高まる。アルコール度数が高く、タンニンは少なめ、スパイシーかつフルーティーなワインを作ることができる。他のブドウをまろやかにし、飲みやすい味わいを生む。ムールヴェドル種は色が濃く、アロマ豊かでタンニンもストラクチュアもしっかりとしている。木樽での熟成に適しており複雑な味わいを持つワインが生まれる。

 

ペラン氏 :

いいえ、グルナッシュでもしっかり「型」があるワインは存在します。ムールヴェドルは北欧風の性質を持ち、シャトーヌフ・デュ・パプの地域でもより北部において栽培されます。(中略)全ての大切なことは、困難の中から浮かび上がってくるものです。ワイン造りには「才」と「狂」の間を揺れ動きながら、そのギリギリの境界線を導き出すことが必要なのです。全ての偉大なワインにおいてそれが言えると思いますし、そうして造られるワインだけがグラン・ヴァンとなり得るのでしょう。シャトーヌフ・デュ・パプの地域では、ムールヴェドルの果実を熟させるのはとても難しいのです。しかしそれがうまくいけば、完熟したムールヴェドルで造られたワインに勝るものはないと私は思います。

 

 

RVF :アルコール度数の高さに消費者は興味があるのですが、これはいかがでしょうか。

 

ペラン氏 :

原因となる温暖化現象はワイン製造者にとって最も重要な課題の一つです。我々も多くの取り組みをしてきました。特にベントナイトという粘土を使い、ブドウのタンパク質をはじめに除去することでイースト菌の作用を減少させるなどの実験を行いました。光合成の速度を下げることも試しています。また土地に自生する酵母を選別し、より糖分を多く分解しアルコール度数を高める種類を探し当てているのです。

またシャトーヌフ・デュ・パプという土地で、13種の認定されたブドウ品種があることも一役買っています。アルコール度数の低いブドウもありますので、それらを混合することよってうまくバランスを取ることができるのです。我々も13品種とムールヴェドル、そしてクノワーズを栽培しています。ここは北の限界点に位置し、他の地域よりもアルコール度数の少ないブドウが作られます。

 

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RVF :数年前からシャトーヌフ・デュ・パプのいくつかのドメーヌではサン・プレフェールやル・クロ・サン・ジャンといった世界的にも認識されるに至ったものがありましたね。レ・ペランはどうでしょうか?

 

ペラン氏 :

彼ら若きグループ達がこうして未来を具現化することにとても嬉しく感じています。しかしやるべき課題もあります。我々のシャトーヌフ・デュ・パプも特別でありながらフランスにおいて未だ知名度が足りていません。しかし確かなことは、シャトーヌフ・デュ・パプが一つの道筋を見出したということです。つまり「質」を持ったワインであるということ。そう遠くない時代、シャトーヌフ・デュ・パプがそのあるべき姿を探し求めていたころを覚えています。あの当時、疑問は山積みでした。「より軽さのあるワインを作るべきだろうか」「よりエレガントなものに仕上げるべきか」「もっとアルコール度数を下げた方が良いのだろうか」…などとね。今日では幸い、舵の方角は決まったのです。

 

 

RVF :ペランの白ワインにおける「塩味」は一つのスタイルなのでしょうか。

 

ペラン氏 :

はい、我々は白ワインを造るには南部の地域に属し、酸味のほぼ感じられないワインが生まれます。グリセリンの含有率が高く、とろりとしたまろやかで柔らかなものになりますが、何か補う要素が必要となってきます。テイスティングの時の何かパンチのある刺激、この場合は「塩味」となります。隠されたしょっぱさや苦味がワインの骨組みを作るのです。それなしには、フラットなワインになってしまうでしょう。これこそが、ワインの角(かど)を生み出してくれるのです。

 

 

RVF :なぜプロヴァンスのロゼは世界中で最も美味しいと言われるのでしょう。

 

ペラン氏 :

驚かれるかもしれませんが、プロヴァンス地域は比較的冷涼なブドウ栽培地になり、そこで生まれるロゼは美味でエレガントになる可能性を多く秘めています。ロゼは社交的な場でよく飲まれます。我々の作るロゼは他より複雑な味わいを持ちますが、夏のヴァカンスシーズン、地中海、そうした開放的なイメージにぴったりのワインと言えるためでしょう。

 

 

RVF :ボーカステル、あるいはロゼ・ド・ミラヴァルなどは世界中で販売されています。今日のフランス市場の状況はいかがでしょうか。

 

ペラン氏 :

フランス市場は日々成長しています。ローヌワイン、レ・ペラン、シャトー・ドゥ・ボーカステルやミラヴァルはフランスにおいてもその消費量を伸ばしています。海外輸出において、ローヌワインは従来に渡りフランスの一流のワインに位置づけされてきたのですが、フランス国内においてはブルゴーニュやボルドーよりやや遅れていると言われ、今ちょうどローヌワインが再認識されている時期にあたります。

まだこれから先は長いでしょうが、数年後にはフランスでも、ローヌ地方において、特にローヌ南部において優れたワインが生み出されていることが広く知られてゆくようになると私は信じています。

 

–  La Revue de Vin de France  n°606  2016/11 記事抜粋

 

お取り扱いはこちら

http://www.jeroboam.co.jp/wine_maker/wine/perrin/reserve.html

https://www.enoteca.co.jp/item/list?_producer=13

 

ローヌ&プロヴァンスワインの店 aVin(アヴァン)

http://avin.shop-pro.jp/

 

www.larvf.com.

 

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“Funky Chateau” よりシャルドネ畑2017/5/12

いよいよ葡萄たちが一斉に芽吹きだしました。

 

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気温も暑いときは30℃近くまで上がり、元気いっぱいの様子です。
木々や草は茂り、虫や動物たちも動き出し、早くも夏の気配を感じさせています。

 

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Festival “Oh les beaux jours!”- Marseille2017/5/10

Festival “Oh les beaux jours!”- Marseille

 

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Oh les beaux jours! is a new litterary festival in Marseille. A festival to discover books and literature in a different way, intertwining conferences, concerts, discussions, workshops, readings with music, shows.
Marseille, the 2nd French city was missing a major literature festival. Oh les beaux jours stands for a lively literature, open to the world, with an approach taking multiple forms, in dialogue with disciplines such as hip-hop, sciences, drawing, football.
More than 100 artists and authors are participating to this first edition and 60 events and artistic proposals are held in numerous cultural spaces through the city: La Criée, the Mucem museum, Friche de la Belle de Mai, Villa Méditerranée, Alcazar library, and on the Old Port banks.
It represents not only 6 days of events (23rd-28th of May) but actions through the year evolving schools, universities, libraries, cafés converging all these curiosities and energies.
An exceptional programming showcasing renowned authors such as Maylis de Kerangal, Russel Banks, Kamel Daoud, Joseph Boyden, Daniel Pennac.
Organized by the association « Des livres comme des idées », initiative of two women, Nadia Champesme, owner of the bookshop “Histoire de l’Œil” and Fabienne Pavia, founder of “Bec en l’air” publisher.

Friday 26th of May: Marie Darrieussecq at La Criée theater, presenting the biography of the painter Paula M.Becker “Etre ici est-une splendeur”,P.O.L, 2016.
Marie Darrieussecq is a French writer born in Bayonne in 1969. Her first novel, Pig Tales, was published in 1996 and subsequently translated into thirty-five languages. She has written some fifteen books for adults, including novels, short fiction, a play, and nonfiction works. In 2013 she was awarded both the Prix Médicis and the Prix des Prix for her novel Men. Being Here, her biography of Paula Modersohn-Becker, was released in 2017.

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Festival Oh les beaux jours!- Marseille3

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代官山蚤の市 “Daikanyama Antique Market”2017/5/10

5月8、9日に代官山T-SITE で行われた第9回代官山蚤の市

 

ローヌ&プロヴァンスワインの店「 aVinアヴァン」も

Nuuブロカントアンティークスとして、

南仏からやってきた家具や小物たちとともに出店しました。

 

来て下さった方ありがとうございます。

代官山蚤の市2

 

代官山蚤の市

 

代官山蚤の市3

代官山T-SITE 蚤の市

http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2017/04/9-1.html

 

 

ヌーサンプル画像

Nuuブロカントアンティークス

http://nuuslow.com/

 

 

市場800

 

「Artisan et vent, indéfiniment s’accordent」

アルティザン(職人) 風  限りない  調和

 

「農と自然、飲むひととの 永く続く無理のない循環を作りつづける」

 

弊社のマルセイユ出身スタッフとともに考えました。

フランス語のワイン “vin”も入ってます。

 

これを目指し、オーガニックでナチュラルなつくりの生産者をフォローしつづけ、

ローヌ&プロヴァンスの自然、文化、アート、暮らす人たち、ワインをつくる人、関わる人たちの情報を発信していきます。

aVin

 

 


Cuve- Urban winery, Marseille2017/5/7

Cuve- Urban winery, Marseille

 

Cuve- Urban winery, Marseille1 Cuve- Urban winery, Marseille2

 

CUVE is a lively and urban wine-making project in Marseille.
Their eight members:
Matthieu Lhotelier, winemaker in Loire, “les champs jumeaux”
Simon (photographer, actor)
Guillaume (photographer),
Prune (architect)
Sarah (sailor)
Lico (videographer)
Tifène (illustrator- graphic-designer)
Mag (webmaster )
share all a simple philosophy: to make natural wine, to make wine to learn to do, to make wine to drink and make people drink, to make wine to learn a process, a collective project and that’s all!
The grapes grow and the CUVE project is under construction on all sides.

Red wine is made from three different grapes: Caladoc, Syrah, Grenache from the vineyards of the Maoù Estate (vin CUVE was vinified for the first year at the Maoù estate and will be for the year 2017 in their recently installed their cellar in the former Convent of the Victims of the Sacred Heart of Jesus – recently bought by the city of Marseille and located 52 Levat street in the Belle de Mai district ).

Message from the team:
“We want to flow Marseille with natural wine. Allow anyone who wants a healthy drunkenness at an affordable price. In a collective logic, each seed of our cooperative will bring its grapes to the vat to ferment a quality product, without chemicals, and accessible for all. To bring energy to the nights of the city.
From the doors of the city, we will bring back a few tons of good grapes to lose the reason. We will go together, from the Canebiere, to harvest one hectare under the heat of Domaine des Maoù managed by Vincent and Aurélie. Beautiful fruits of Grenache raised in the foothills of Mont Ventoux for the frenetic streets of Marseille. We will launch urban fermentations in the shadow of its houses, factories and offices. These vats will work in secret among the noise of the yards, and we will relay to watch the magic of this urban oenology. This work will be closely followed by the nose and tasting talents of Mathieu L’Hotelier, winemaker at the Champs Jumeaux between Nantes and Angers.
This exhilarating journey will be punctuated by collective and open events to share this ethical adventure with the inhabitants of Marseille and others. So many opportunities to meet you and share with you the questions, successes and setbacks of this city cooperative.”

After Nath Cornec’s initiative with Pour (1 bis rue Farjon, 13001 Marseille), it is a second local act to give the wine its joy!

Cuve- 52, rue Levat 13001 Marseille
https://www.facebook.com/C-U-V-E-1082887661749265/…

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