Provence プロヴァンス地方2017/4/17

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フランス南東部にあるフランス第2の都市マルセイユを含み、西はローヌ川下流のアルルから東はニースまでを含む産地。紀元前6世紀頃、マルセイユはギリシア系のポカイア(フォカイヤ)人によって築かれ、フランス初のブドウ栽培が始まったエリアで、それ以降全土にワインの醸造技術が広まっていくが、その起源がこのプロヴァンスである。

 

この土地は、片岩質と石灰質が混在しており、北西のブドウ畑には、ヴィクトワール山、ボーム山、ヴェルドン渓谷を始めとする侵食によって形成された山稜が織り成す景観が広がる。東部、海沿いのエリアではモールやタヌロンの結晶岩、緑で覆われた緩やかな山々が連なる。

 

さらに東のサン・トロペからカンヌまでの地域には、かつてのレステレル山噴火によって形成された結晶岩が隆起している。一般的に、栄養分の乏しいプロヴァンスの土壌は、侵食の影響を受けやすいが、水はけの良さによって、ブドウに適した水分量を保持している。

 

年間日照時間が2700〜2900時間、標高が異なる山々の影響により、狭い地域内ながら、温度差が生じ、また乾燥が激しく、内陸部では無風状態の高温が続く。他の地中海地域同様、春と秋の降水量は多く、雷雨が発生することもある。
またアルプス山脈を吹き抜けてくるミストラルは、凍てつくような北風となり、長く続いた夏の暑さを鎮める役割を果たし、多湿が原因で引き起こされる病気から、ブドウの木を守っている。

 

このエリアはロゼワインの生産量も多く有名だが、高品質な赤ワインも作られ、ムールヴェドル種を使ったバンドールの赤ワインは長期熟成も可能な魅力的ワインである。地中海料理のブイヤベースなど魚介類や、多様なハーブ、オリーヴオイル、野菜、ラベンダーなどが豊富。リゾート地として世界中から多くの人が訪れている。


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