aVin(アヴァン)は南仏のローヌ&プロヴァンス地方からワインを輸入し、販売しているお店です。南仏の文化、アート、暮らし、ワイン、そしてつくる人たちの情報を発信します。

ローヌはフランスのAOCで第2位の産地2018/11/15

ローヌ渓谷ではコート・デュ・ローヌが75%、コートデュローヌ以外の7つのAOCが25%あります。
AOC(エーオーシー)とは、Appellation d’Origine Controlee (アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ)の略称で、原産地統制呼称のこと。AOCを名乗るワインは、国で定められたワイン法に則り、地域ごとのぶどう品種や醸造方法などを守って作られています。
【コート・デュ・ローヌ ピラミッド型の格付け】

アペラシオン

コート・デュ・ローヌのアペラシオン(原産地の呼び名)の構成を理解するには、ピラミッドを思い浮かべると良いでしょう。

下部(上の図の三角の一番下の広いところ、4番)には171のコミューン(日本でいう市区町村)に広がる3万5000ヘクタールの土地で作られるコート・デュ・ローヌがあります。
その上に、95のコミューンで生産されるコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュがあります。
その上に来るのは、村名付きのコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュです。
その数は20で、ワインラベルにコミューン名を加えることができます。
ピラミッドの頂点には、特別なテロワールから生まれる名高いクリュが分類されます。

コート・デュ・ローヌには17のクリュ(良いワインと認定されている地域)があります。

このピラミッドに加え、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズとラストーでは天然甘口ワイン(ヴァン・ド・ナチュール)も生産されています。

【コートデュローヌ以外の7つのAOC】
ローヌ渓谷は、時と共にその懐に他のアペラシオンも迎え入れました
・Clairette de Bellegarde クレレット・ド・ベルガルド

・Costieres de Nimes コスティエール・ド・ニーム

・Cotes du Vivarais コート・デュ・ヴィヴァレ

・Duche d Uzes デュシェ・デュゼズ

・Grignan-les-Adhemar グリニャン・レ・ザデマール

・Luberon リュベロン

・Ventoux ヴァントゥー

こうしてローヌ渓谷のアペラシオンの種類は充実し、豊かで活気のあるワイン産地を形成することができています。モンテリマールからニームまで続くそれぞれのアペラシオンがその個性と特徴を発揮しています。

ローヌは南ローヌと北ローヌに分かれます。赤のみ、白のみ認められているAOCもあります。
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【北部 8つのクリュ】
赤のみが認められている
Cornas コルナス
Cote-Rotie コート・ロティ

白のみが認められている
Condrieu コンドリュー
Chateau-Grillet シャトー・グリエ

が認められている
Crozes-Hermitage クローズ・エルミタージュ
Hermitage エルミタージュ
Saint-Joseph サン・ジョセフ

:左の地図に載っています。

【南部】
・Les Cotes du Rhone regionaux
地域名AOCコート・デュ・ローヌ

・Les Cotes du Rhone Villages
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ

・Les Crus du Sud & 2Vins Doux Naturels
南部のクリュと2つのヴァン・ドゥー・ナチュレル

・Les autres AOC de la Vallee du Rhone
ローヌ渓谷のその他のAOC

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ローヌ渓谷のぶどう畑2018/11/6

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アヴァンの取り扱う南ローヌのワイン。
ローヌ渓谷は、フランスの南東部に位置する都市・リヨンの南から地中海までおよそ200km。
そこで造られるワインは、ローヌ川が特徴づけをしています。

ヴィエンヌから地中海に合流するカマルグまで、川の両岸にぶどう畑が広がっています。
ローヌ川はその水流の力で地溝を掘り、北部の狭い峡谷と険しい斜面、そして南部の開けた盆地と広大な台地から成る、ローヌ渓谷のテロワールを形成しました。
まさに、ローヌ川に広がるぶどう畑の連結役として、それらの複雑で豊かかつバラエティーあふれる個性を作り上げました。

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【ぶどう栽培の長い歴史】
紀元前1世紀前、ローマ人がローヌ渓谷にやってきて、彼らの援助によりヴィエンヌのぶどう畑が誕生しました。ぶどう栽培は南部のヴィオレス、ラストー、ロエ、サブレ、ボーム・ド・ヴニーズ、ジゴンダスなどに普及しました。
しかし異国の侵略によりぶどう栽培は衰退し、9世紀と、アヴィニョンに教皇庁が置かれた13世紀に復活しました。
1737年、ローヌ川の右岸にあるロックモール、タヴェル、リラック、シュスクラン、オルサンなどのぶどう園が、原産地の証明として樽の底にコート・デュ・ローヌを示すCDRの文字の刻印を始めました。

【多彩なテロワール】
変化に富む構造地質学的歴史の産物であるローヌ渓谷は、地質学者たちにとってはまさに宝石箱と言えます!地層の組み合わせが交互に入れ替わっていることで、ローヌワインに非常に繊細な豊かさと多様さを生み出しています。
北部のワインの味わいは、花崗岩、頁岩、石灰岩から引き出されます。
南部はより多様な土壌で、砂、泥灰岩、白石灰岩、黄・赤・青色粘土、丸砂利、砂礫、石灰粘土からワインが生まれます。
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【風と太陽の恵み】
ローヌ渓谷のワインの特徴は、気候からも生まれます。
北部では、冬は大陸性気候で寒く、強風が吹き、雨はそれほど降りません。
夏は、地中海性で暑く乾燥します。
微図と呼ばれる冷たく乾燥した北風が、空気をきれいにして、ぶどうを凝縮させ、成熟を加速させます。

~過去10年の平均(出典:Mercurol/Chanos -Curson地区気象台)~
気温:13.35℃
日照時間:2354時間
降水量:898㎜
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南部は、季節にかかわらず地中海性気候の影響を受けます。乾燥した夏と冬、年間降水量は400~900mmとばらつきがありますが、恵まれた日照り、穏やかな気温です。

~過去20年の平均(出典:オランジュ気象台)~
気温:14.2℃
日照時間:2740時間
降水量:700㎜

ヴァランス以南の気候には、もう一つの要素が加わります。それがミストラルです!
昔は災害ともみなされていた非常に激しい風で、その風の通り道の木は曲がってしまいます。しかしミストラルのおかげで、この地方は年2700時間もの素晴らしい日照に恵まれ、雲一つないコート・ダジュールの青い空を享受しているのです。
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ローヌ地方 -Rhone-2018/3/20

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フランス4大河川の一つフランス南部を流れて地中海に注ぐローヌ川。

南北200キロに渡る自然に恵まれたエリアは、両岸にワイン産地が広がり、赤、白、ロゼ、発泡性ワイン、天然甘口ワインと多様なワインを産出している。

 

ブドウ栽培は、紀元前4世紀頃からマルセイユを築いた古代ギリシア人によって始まる。紀元前125年頃古代ローマ人がこの地に入植、ブドウ栽培とワイン生産が発展。中世にはテンプル騎士団がブドウ樹を植え、14世紀にはアヴィニョンのローマ教皇たちがこの地のワイン生産を奨励することにより優れた基盤がつくられていく。

 

1935年、原産地呼称制度(AOC)が導入されるが、これはローヌ南部シャトーヌフデュパプのルロワ男爵が、拡大を続けるシャトーヌフデュパプの名声を裏切らないよう、ワイン生産における今までにない厳しい決まりを制定したのが始まり。

 

現在はコートロティ、コンドリュー、エルミタージュ、シャトーヌフデュパプ、ジゴンダスをはじめとする高品質なAOCで、個性的な作り手たちにより一層魅力的なワインが作られている。ローヌワインは北部と南部では、気候や土壌の栽培地形の違いから性質の異なるワインが作られる。

 

<ローヌ北部 Septentrionales>

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コンドリューの街

 

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フランス南東部の都市リヨンから南下すること約30キロ、ローヌ渓谷の北部の街ヴィエンヌがある。このヴィエンヌからヴァランスまでの約60km、ローヌ川に沿った狭くて急な斜面にぶどう畑が広がる。

階段状に連なる石垣の上で手作業でブドウ栽培が行われることが多く、生産量は限られる。多くの斜面が南に向いているため日当たりが良好で、北風から守られており、ミクロクリマ(微気候)の恩恵を受けるところが多い。夏暑く冬寒い大陸性気候で、酸味と渋みのバランスのよいワインが生まれる。白ワインには地元で造られている山羊の生乳製リゴット・ド・コンドリューチーズや川マスのロースト、フォアグラなど。赤ワインには牛フィレ、仔羊、ジビエ等郷土の料理も魅力的。

 

George Vernay(ジョルジュ・ヴェルネ)Condrieu

 

 

<ローヌ南部 Meridionales>

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ローヌ渓谷南部に位置する街アヴィニョンは、かつて教皇庁が置かれた街で、真夏の演劇祭 ”Festival d’Avignon” で有名。モンテリマールの南側からアヴィニヨン近辺まで約80kmにわたりブドウ畑が続く。

北部の景色とは異なり、ゆるやかな起伏の土地に畑が広がり、地中海性気候に大別されるが、ミストラルと呼ばれるローヌ渓谷から地中海沿岸に吹き抜ける北風が特徴。冷たく乾燥している風が、雨の後には畑を乾燥させブドウ樹を健やかに保つ。また強い風のために果実も小さくなるので凝縮感のあるワインができる。トリュフ、チーズ、オリーヴオイル、メロンなどの名産物がある。南ローヌの代表的な赤ワイン品種、グルナッシュ、シラーを主体とし、長期熟成タイプからフルーティなものまで作られ、バラエティに富んでいる。

 

Vieille Julienne(ヴィエイユ・ジュリアン)Chateauneuf du pape

 

 

Le clos du Caillou(クロ・デュ・カイユ)Chateauneuf du pape


Northern Rhône 北ローヌ2017/5/16

northern rhone

フランス南東部の都市リヨンから南下すること約30キロ、ローヌ渓谷の北部の街ヴィエンヌがある。北部は、ヴィエンヌからヴァランスまでの約60km、ローヌ河沿いの狭く、急な斜面に広がる。階段状に連なる石垣の上で手作業でブドウ栽培が行われることが多く、生産量は限られる。多くの斜面が南に向いているため日当たりが良好で、北風から守られており、ミクロクリマ(微気候)の恩恵を受けるところが多い。夏暑く冬寒い大陸性気候で、酸味と渋みのバランスのよいワインが生まれる。白ワインには地元で造られている山羊の生乳製リゴット・ド・コンドリューチーズや川マスのロースト、フォアグラなど。赤ワインには牛フィレ、仔羊、ジビエ等郷土の料理も魅力的。

 

 


【AOC】Châteauneuf-du-Pape シャトーヌフ・デュ・パプ2017/4/19

シャトーヌフ・デュ・パプ

エリア
南フランス、ローヌ地方の主要都市アヴィニョンの北部に位置し、ローヌ川左岸に広がる産地。

シャトーヌフ・デュ・パプは「教皇の新しい城」を意味し、アヴィニョンにローマ教皇庁があった14世紀頃に教皇の避暑地としてこの城を建てたことに由来する。今は廃墟が残っており村のシンボルとなっている。歴代の教皇がブドウ栽培を奨励し、これが現在に続き南ローヌ地方でトップクラスの赤ワインを生み出している。

 

ワインボトルは特徴的で、教皇のかぶる三重王冠の下に2つの鍵が交差する紋章がラベルの上部に入っていることが多い。

また原産地呼称制度(AOC)の基盤が形成されたエリアでもあり、19世紀後半の害虫フィロキセラの被害を受け、ワインの品質悪化、偽造ワインの流通が増す中、当地のルロワ男爵が、産地の名声を守るべく、1923年ワイン生産者と組合を結成、生産地やブドウ品種の制限、栽培の決まりの制定を提唱したことが始まりである。この活動はやがて各地に広がり、1935年にフランス全土に及ぶ公的な制度へと発展した。

 

造られるワイン

赤(94%)、白(6%) 2009年データ

 

ワインの特徴

【白】フローラルなニュアンスがある繊細なアロマをもつ。味わいはバランスがとれ、アロマの爽やかさが残る。

【赤】深い濃赤色で重厚なものから軽めで柔らかいエレガントなものもある。太陽を感じる赤い果実、スパイス、熟成によりジビエの香りが現れる。味わいはまろやかで、しなやかなボディをもつ。土壌の複雑さ、ブドウ品種のアサンブラージュなどによって、多様なワインを生み出している。

 

テロワール

地中海性気候で、ローヌ地方で最も乾燥している。日照は年間約2800時間、夏の平均気温は25℃。ミストラルが空気を乾燥させ、ブドウを健やかに保つ。氷河期にアルプスからローヌ地方の河川を通り運ばれた丸い石は、日中に太陽の熱を集め、夜は熱を放射するため、ブドウ栽培に適した土地となっている。 土壌はやや深く、非常に石が多い。大部分が砂の多い赤い粘土と混ざった大きさな珪岩の石の層からなる。古い段丘の小石の多い土壌、軟質砂岩とその上の砂土、そして石灰質の下層土の上の小石の多い土壌の3つに分けられる。

 

栽培面積

3,164ha

 

基本収量

35hl/ha

 

ブドウ品種

グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、ピクプール、テレノワール、クノワーズ、ミュスカルダン、ヴァカレーズ、ピカルダン、サンソー、クレレット、ルーサンヌ、ブールブラン

 

飲用温度

【白】8~12℃ 【赤】16~18℃

 

AOC取得年

1936
シャトーヌフ・デュ・パプ


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