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南ローヌ オンラインインタビュー × シャトーヌフ・デュ・パプ生産者2024/2/20
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今回アヴァンとしては初めて南フランスのシャトーヌフ・デュ・パプの生産者ドメーヌ・ド・ラ・グラヴェレットのオーナー ジュリアン・ムスさん、広報担当 アレクシアさんにオンラインでインタビューさせていただきました。ブドウ栽培からワイン造りへ、このエリアの伝統的な主要品種グルナッシュの良さや造りの方向性、主な土壌の種類、ナチュールワインに力を入れている訳、ビオディナミ栽培への移行、ジュリアンさんが目指すワインとはなど、じっくりお話を伺うことができました。すでにグラヴェレットのワインが好きな方、まだ飲んだことが無い方にとってもワイン造りについての現場の話は大変興味深いものなはずです!

 

 

グラヴェレットのジュリアンさん、アレクシアさんのインタビュー動画

aVinビオワインチャンネル 

 

★インタビュー内でもあったオーナーおすすめのワイン★

①ビンテージにもよるがコート・デュ・ローヌの赤ワインは飲んで頂きたい

コートデュローヌ ルージュ2021 / グラヴェレット

(アヴァンオンラインショップへ飛びます)

 

 

②売切れですがシャトーヌフ・デュ・パプ2016も★

シャトーヌフデュパプ ブラン “フォン ドゥ クロ” 2016 / グラヴェレット

 

 

 

③その他、シャルドネ、エリアの伝統品種ヴィオニエ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリを使用した白ワイン、メルロ―、カベルネ・ソーヴィニヨンといったオリジナルアサンブラージュの赤ワイン、ロゼもあります。


 

 

ジュリアンさんのお人柄と最後に語られた一言が印象的でした。「離れていてもボトル一本で分かち合える喜びがあること、ワインを作っていく励みになります」

 

アヴァンビオワインショップ軽井沢 公式オンラインショップにて販売中です。

商品によっては入荷数が少ないため気になるワインはお早めにどうぞ!

 

グラヴェレット Domaine de la Graveirette

南ローヌ地方 シャトーヌフデュパプ、野生酵母発酵、ビオディナミ&ナチュール系、2005年スタートのまだ新しいワイナリー。心地よい酸と豊かで複雑味のある親しみやすい味わい、今は?まだリーズナブルなラインナップ。現在インポーターaVinのみです。 more information…

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現在25ヘクタールの畑を所有。アヴィニヨンとオランジュの隣シャトーヌフ・デュ・パプにあり畑は様々で主に3つ。ひとつは大きな石が転がる砂質土壌のシャトーヌフ・デュ・パプ(4ヘクタール)、主に粘土石灰質土壌のコート・デュ・ローヌ(4ヘクタール)、砂質粘土、石灰岩で小石が混ざる畑ではオリジナルで種類を組み合わせてヴァン・ド・フランス(17ヘクタール)を造っている。オーナージュリアン・ムスは1999年より家族経営していたブドウ栽培に関わりながらワイン造りに興味を持ちブルゴーニュの学校で学んだ後2005年に設立。現在スタッフは3,4人、収穫時には10人くらいでやっている。主な品種はローヌの伝統的な品種グルナッシュ。またアサンブラージュでシラーやムールヴェドルと合わせたり、VdFにはメルローやカベルネソーヴィニョンといったオリジナルアサンブラージュを。白はシャルドネの他、伝統的なヴィオニエ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ他地元の品種もある。

 

グルナッシュの良さとは

提供したいグルナッシュのワインは、南仏の重みのある強いグルナッシュではなく、消化に良い優しい繊細なグルナッシュになるように造っている。美味しいワインを造るのが一番の目的。シャトーヌフ・デュ・パプも場合によっていは少量の使用やろ過をすることもあるが基本的にはSO2はほとんど使っていない。ナチュールワインにも力を入れている。土壌やブドウをリスペクトしながら育てるなど細かいところまで注意を払う。

 

ビオディナミの方針、特徴、そしてナチュール

ナチュールワインは野性的なワインではない。あくまでナチュールワインとして提供したいということ。よりピュアなワインを提供したい。

 

シャトーヌフ・デュ・パプにナチュールワインをつくっている生産者は少なく1、2人か。私のように瓶詰時に酸化防止剤を少量使っている生産者はもう少しいる。醸造中は全く入れていない。非常に稀に、繊細な品種(グルナッシュノワール、グルナッシュブラン)に対しては状態を見て収穫時に使用することもある。大変さはリスクが起きないようにすること。海外のお客様にもお届けしているから、状態によってリスクがありそうなものは近所に配って早目に飲んでもらったりもする。

ブドウ畑ばかりの環境に育ち、祖父も父もブドウを売っていたがワイン造りはしていなかった。現オーナージュリアン・ムスは自分の畑でワインを造ってみたくなり2005年に栽培を始める。栽培方法もビオからビオディナミへ。化学肥料や農薬を使用していないということが後のワイン造りにも影響。

ナチュールワインは長期保存できるか?しっかりコントロールされている物は可能。添加物がないからこそ長期保存が可能、酸化防止剤添加やろ過されていないワインは何年も保存が可能だと思っている。

 

ビオディナミについて

ドメーヌを始めてすぐビオ栽培に移行できたがその中でも使用できる農薬などがあった。よりナチュナルに自然なワイン造りをしたかったのでビオディナミ栽培に移行。ブドウの樹の根の栄養が果実となってそこからワインが造られているので、季節の移り変わりのリズムに合わせ貯蔵庫でもより慎重に発酵や熟成具合を観察している。ビオディナミの良さはエネルギッシュでフレッシュなワインとなるところ、常に成長していくのを感じている。ボトルラベルのデザインはドメーヌ周辺の広大な景色を見渡せるのをシンプルに表現したもの。離れていてもボトル一本で分かち合える喜びがあること。ワインをつくっていく励みになります。ドメーヌ・ド・ラ・グラヴェレットオーナー ジュリアン・ムス

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