プロヴァンス “10 etapes gourmandes” ③2017/4/28

プロヴァンス地方を訪れるあなたへ推薦したい10の店
「La Revue du vin de France」 N0.603 2016 7/8月号

 

RVFが選んだ10つのレストラン
後半はマルセイユから東へ1時間ほどの町、オリウルにあるレストランからご紹介します。

 

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LA PROMESSE – Ollioules
ラ・プロメス (オリウル)

マルセイユから地中海沿岸を東方面へ、Highway A50を経由して車で1時間程のところにある町。

 

料理人ヴァレリー・コスタ(Valérie Costa) とジャン=マルク・ブルナゼル(Jean-Marc Bournazel)夫妻は2年前からワインの産地オリウルのドメーヌ・テールブリュンヌに店を構えた。なんという偉業!ワイン畑の真ん中に建てられたラ・プロメスはこの地域でも最も心惹かれる場所であり、素晴らしい美食の体験を提供してくれる。

 

「料理」

ヴァレリー・コスタ氏の情熱と才能は料理における理想を実現している。調理法は完璧、そこへ加わる素晴らしい食材と彼女の活気。決められたメニューはなく、その日に入る食材や季節に応じて変わる。我々が到着した時には、アミガサ茸とアスパラガスがちょうどシーズン中であった。決して外すことのできないのがフロマージュの盛り合わせ、そして胡椒の効いたショコラのデザートだ。

 

「ワイン」
ジャン=マルク・ブルナゼル氏がワインを担当している。非常に幅広いセレクションがあり、フランス国内の素晴らしいワイン畑が選ばれている。400種以上あるがどれも値段は適切と言える。高級ワインも数多く用意され、また日本酒という選択肢までもある。地元バンドル村のワインやテールブリュンヌはグラスからでも注文ができる(8€・白)

 

「詳細情報」
丁寧で洗練されたサービスを提供するためにも席は18までしかなく、予約限定である。

昼のコースは35€から、45€(発見)、79€(アヴァンチュール)が用意される。内容は市場の食材次第

 

http://www.restaurant-lapromesse.fr/ (フランス語)

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LA BASTIDE DES MAGNANS – Vidauban

ラ・バスティード・デ・マニャン (ヴィドバン)

 

プロヴァンス式の邸館の庭の木漏れ日の溢れるテラスに腰掛ければ、安らぎと静寂に満ち溢れた時を過ごすことができるだろう。オーナーのクリスチャン・ブーフ(Christian Bœuf) 氏が微笑みと優しさで客人をもてなしてくれる。

 

「料理」
まっすぐでボリュームのある料理を求める愛好家でも、ここでなら満足するに違いない。地元の素晴らしい食材達が舞台上で演出されているかのようである。魚が王様の役ならば、気取らない子羊とプロヴァンスの野菜が家庭的で郷土的な美食を熱演する。

 

「ワイン」
クリスチャン・ブーフ氏はここでも素晴らしい地元の特徴の演出を成功させている。ローカルワインはコート・ドゥ・プロヴァンスを筆頭に数多く揃えられ、まだ若いワインから熟成したものまで、価格は総じて手頃である。35€からでも楽しむことができる。知っておいて損はないことは、オーナーが所持する“OFF”リストがあって、玄人愛好家向けに隠しておいた秘蔵ワインが載せてある。中には秀逸なコート・ドゥ・プロヴァンスのクロ・カシヴェ・ドゥ・ジェラール・デリュ(2009年度、49€)なんてものまで。

 

「詳細情報」

昼のメニューでは20€でメイン、デザート、カフェが楽しめ、そのコストパフォーマンスと味は目を見張るものがある。夜は35€から、アラカルトの日替わりの魚料理は70€から。

 

http://www.bastidedesmagnans.com/ (フランス語)

 

 

 

 

 

 

hostellerie

HOSTELLERIE LES GORGES DE PENNAFORT – Callas
オステルリー・レ・ゴルジュ・ドゥ・ペナフォール (カラス)

 

気取りのないメニュー揃い

葡萄畑と岩の絶壁に挟まれたヒンターランドに足を踏み入れてみたい?ホテルとレストランが併設されるオステルリー・レ・ゴルジュ・ドゥ・ペナフォールは安らぎに満ちた時を与えてくれるだろう。フィリップ・ダ・シルヴァ(Philippe Da Silva) 氏は15年以上に渡りこの地で暖かみの溢れた料理を作っている。気取らず、そしてたっぷりとした料理にフォークを差し入れれば、じきに甘美な陶酔が訪れるだろう。

 

「料理」
暖かな寛容さと人をもてなすプロフェッショナルなフィリップ・ダ・シルヴァ氏の性格が料理に現れている。フォアグラとパルメザンチーズのラビオリと、さっぱりとしたオマール海老のサラダ、さっと焼いただけの子羊のキャレ、そして共に添えられる地元の野菜、その全てが我々を美食の道へと誘ってくれる。夏季の夕食を美しいこの場所で過ごせば、プロヴァンスの魅力により一層惹きつけられてしまうだろう。

 

「ワイン」
ワインはよく揃っており特にシャンパーニュの種類は年代物まで豊富である。地元ワインは安心して楽しめるし満足いくレベルである。価格はやや高め。1本目は50€くらいを見込んでおいた方が良いだろう。

 

「詳細情報」
幸福を得るためのコースは80〜160€から。希望者にはシャンパーニュ・ロゼ ボランジェ(2004年)は2名分全て込みで370€のコースもある。

 

http://www.hostellerie-pennafort.com/fr/ (フランス語)

 

 

 

 

 

 

fontaine

CAFÉ DE LA FONTAINE – La Turbie
カフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌ (ラ・チュルビィ)

 

モナコ公国へと続く道沿いにある美しい村の中心に、カフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌはある。ラ・チュルビィを訪れたら逃す手はない高級店、ロステルリー・ジェローム (L’Hostellerie Jérôme)の料理長ブルーノ・シリノ(Bruno Cirino) 氏が受け持つ二軒目のカフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌでは、シンプルで暖かみ溢れる料理が胸を打つ。

 

「料理」
プロヴァンス式のファルシー(野菜の肉詰め)、フェンネル風味のスズキのソテー、家禽のロースト、夏の果物のクラフティ…。季節に応じて変化する市場からの食材を最大限に生かした料理がレストランホールを踊り回る。ブルーノ氏のセンスが光る、気取らない美味しい料理に舌鼓を打った。

 

「ワイン」
ブルーノ氏の夫人マリオンさんが選ぶロステルリー・ジェロームのワインの数は35,000本を超える。フランスのぶどう畑から届く最高のワイン、それが同じくカフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌのワインとして手頃な価格で提供されている。常時30種ほどのワインがメニューに揃う。ガウビィの2008年度ラ・ソウラは54€、または2005年度の素晴らしいトレバロンが90€で。

 

「詳細情報」
ビストロは毎日昼と夜営業している。コースはなく、アラカルトで前菜(8€)、メイン(15〜22€)、デザート(6€)から各種選ぶことができる。

 

http://www.hostelleriejerome.com/FR/cafe_fontaine/cafe.html(フランス語)

 

L’Hostellerie Jérôme (ロステルリー・ジェローム)

http://www.hostelleriejerome.com/index.html

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cave

LA CAVE D’YVES – Aix-en-Provence

ラ・カーヴ・ディヴ(エクサンプロバンス)

セザンヌの村にある素敵なビストロ

 

エクサンプロバンスの古き景観を彩る小さな路地、その奥にある小さな店で街の雰囲気を大いに満喫するのはいかがだろうか。ワイン店として、また時にはお腹を満たすビストロとしてこのラ・カーヴ・ディヴは2009年から昼と夜に営業をしている。オーナーによって選ばれた400種以上のワインセレクトから、あなた好みの一本が見つかることだろう。

 

「料理」
仰々しさは一切なく、素敵な料理だけで満たされている。シャルキュトリーの盛り合わせ(ハム、ソーセージ、テリーヌ)とチーズの各種はワインを味わうのに最高の組み合わせである。もう少しボリュームが欲しければ飲み物に合わせた牛のリブステーキなどがお腹をすかせた人も満足させてくれるだろう。

 

「ワイン」

幅広い選択のあるラ・ヴァレ・デュ・ローヌ(ヴィラール、ドメーヌ・デ・トゥールなど)も良いし、プロヴァンスのワインも言うまでもなく推薦できる。どんなワインもグラスで9€から注文でき、カウンターやテラスでイヴ氏の厳選ワインをゆっくり味わうのがオススメ。

 

「詳細情報」
シャルキュトリーの盛り合わせは2名分で11€〜。隣のジロディエ(Giraudier)で作られる子羊のトマト煮込みといったマルセイユ伝統料理も15€から注文できるが、こちらの場合予約は必須。

 

http://www.lacavedyves.com/ (フランス語)

 

 

 

 

 

あなたの好みに合ったお店はみつかったであろうか。

さあここから南フランスへの旅を始めよう。

 

 

前半5つのレストラン情報はこちら

プロヴァンス “10 etapes gourmandes” ②

 

“LA REVUE DU VIN DE FRANCE ” No.603 2016, 7/8月号より記事抜粋
www.larvf.com.

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