Gros Noré (グロノレ)チャート 1997 – 20162021/11/14
プロヴァンス地方バンドール ドメーヌ・デュ・グロノレからロゼ、赤ワイン入荷です。2017年に20周年を迎えたバンドールでは比較的新しいワイナリー。これまでのヴィンテージを振り返りながら日々の進化を辿ります。(以下ワイナリー情報)
1997年 アルコール度数は低め、 除梗なし。飾り気のない素朴な味わい
1998/1999/2000年 1997年より同様の醸造プロセスで素朴さが特徴として続く
2001年 アラン・パスカルはこの年一部のブドウの除梗を決める。冬は寒く12月から3月の間発酵が止まる
2002年 収穫中の大雨により日差しは少なめ、結果軽めのワインとなったがこれもまたこれまでのヴィンテージに並んで評価に値することに気づき、 何が良いバンドールワインを生むのか見解を再検討し始めるきっかけとなった
2003年 非常に乾燥した天候であったがなお土には十分な水が残っていた。僅かな梗を再導入。非常に複雑なワイン
2004年 天候は暑く一層乾いていた。ビロードのような滑らかなワイン、アルコール度数は高め。この年より酵母の添加なし
2005年 気温は非常に高く暑かったが、非常に暑かった過去2年よりはブドウは残っていた。酵母の添加なし。完全除梗
2006年 2001年同様に途中発酵が止まったが再び発酵することはなし。 ワインはいつもより甘みがあった
2007年 非常に良い天気、醸造方法がはっきりしてきた。 新しい醸造家と一緒に仕事を始める
2008年 1年を通して雨が多くワインは少し軽めとなった。 母親の名前を付けたキュベ・アントワネットを作るようになる。AOCバンドールではムールヴェドル種が最大95%と制限があるが100%に近い割合で作る
2009年 非常に暑い天候によるフルボディな仕上がり
2010年 皮肉なほどの土っぽさと豊かなタンニン、長い余韻
2011年 フルボディ、しっかりとしたストラクチャー、申し分ない果実味
2012年 しっかりした骨格のあるワインでタンニンを感じる
2013年 非常に優れたストラクチャーでフルボディ、バンドールで熟成させるべき最も優れたワインとして選ばれる
2014年 完全除梗。フルボディ、酸味と果実味のバランス良く力強いワイン
2015年 これまでにない素晴らしい天候に恵まれすべて順調。高品質のロゼができた
2016年 ストラクチャーがありバランスの良いワイン。とても華やかなロゼで香り豊か、ストロベリーのノート
http://avin.jp/wineries/grosnore
1997: lower alcohol level, grapes and stems were all kept, more rustic wine.
1998/1999/2000: followed the same way of winemaking than 1997. The wines kept their rustic characteristic.
2001: Alain Pascal took the decision to take off some stems, the winter was cold and the fermentation stopped to start again from December to March.
This new way to not keeping all the stems marked a significant change for the Gros’ Noré wines.
2002: the light was lighter due to heavy rains during the harvest. Alain Pascal found that a lighter wine can be appreciated as much his previous vintages. Started to re-think his view on what makes a good Bandol.
2003: the weather was very dry but still enough water was present in the soil, reintrodution of very tiny parts of stems attached to the bays. Very complex wine.
2004: The weather was also hot and more dry. Very velvety wine but heavier in alcohol. From this year no more yeast added.
2005: The temperatures were also really hot but because of the pas two hot years more grapes were left. No yeast added and no stems kept.
2006: the fermentation stopped as observed in 2001, but didn’t start again, a little bit of 2007 was added to start again the fermentation. The wine was sweeter.
2007: very nice weather, Alain Pascal way of winemaking became clearer. Started to work with a new oenologue.
2008: More rain through the year, the wine was a bit lighter. Started to blend Cuvée Antoinette(the name of his mother), almost 100% Mourvèdre as 95% being the limit for Bandol appelation.
2009: full body due to a very hot weather.
2010: Irony earthiness and full tannins. Long finish.
2011: full bodied, considerable structure and beautifully on the fruit.
2012: Firm, structured, tannic mouth.
2013: very well structured, full bodied, was elected best vin de garde (wine to keep ageing) in Bandol.
2014: No stems kept, very full bodied and powerful, good balance between the acidity and the fruits.
2015: best wether ever seen, incredibly regular. Very good year for rosé.
2016: Well structured and balanced. Very flowery rosé, a lot of perfumes, strawberry notes.
Thanks to Pascale Parodi, Gros’ Noré import manager for her visit and these comments and informations.







2017年の20周年パーティではこれまでのビンテージが勢ぞろいし来訪者に振舞われた。
L’ATELIER et Brasserie ATOM Milano -アトム ミラノ-2021/11/12

Lunch : 11:00~15:00(L.O. 14:30)
Cafe : 15:00~17:30
Dinner: 17:30~23:00(L.O. 22:00)
定休日:不定休(レストランの定休日は月曜日、火曜日。月・火曜はカフェと物販営業。)



【AOC】Châteauneuf-du-Pape シャトーヌフ・デュ・パプ22021/10/29

歴史:
発見された珍しい文書によれば村の歴史はとても古く、過去を追跡するのはとても難しいが何世紀にもわたって村の名前が進化してきた。1094年にさかのぼり、文書には「カストロノヴォ(Castronovo)」という名前で村の歴史が記載されている。これは「要塞化された村」を意味する。13世紀には村は「シャトーヌフ・カルセルニエ(Châteauneuf-Calcernier)」と名付けられ、当時大量に生産されていた石灰を示す「カルセルニエ(calcernier)」が由来となり村の経済的成功に貢献していた。1893年、教皇ヨハネス22世の主導で14世紀に建てられた城がある場所を、ジョセフ・デュコ市長と役人の要請により「シャトーヌフ・デュ・パプ」と名付けられた。
村の経済活動の進化:
村の経済には2つの物流経路があった。ひとつは重要な水路であるローヌ川、もうひとつはローマ人により建設され、アルルから南へ、リヨンから北へのアクセスを可能にした「幹線道路」。13世紀には建設に使用される石灰に関わる全体の需要が高まり当時シャトーヌフ・カルセニエで生産された石灰の質と量により村は活気が溢れ繁栄がもらたされた。14世紀に村は石灰、タイル、塩、ぶどう樹の栽培により商業が活性化。クオリティーの高いタイルの販売は成功、また塩の商船がローヌの他の港に課せられる税金の対象とされることなく、そこで商品を降ろすことができるよう、アヴィニョンの司教は1238年にシャトーヌフ近くに設立された港で塩の貿易を行うため無料で港を所有する権利を与えた。当時、塩は特別なもので村の重要な収入源であった。14世紀初頭、教皇の到着は村の経済的ダイナミズムの始まりとなる。村の多くの住民が働きについたが、外部からも多くの労働者や職人がやってきて城の建設に取り組む。シャトーヌフ港は、石灰以外の材料の供給において主要な役割を果たしていた。貿易と村の採石場からのタイルと石を使った工芸品で賑わいをみせる。14世紀には、ぶどう樹が耕作地のほぼ半分を占め、残りの半分は穀物が栽培され、オリーブの木や、バラの文化も存在した。何世紀にもわたりぶどう樹の栽培は村の経済を占めてきたが17世紀の終わりにはワイン貿易や樽職人はほとんど姿を消す。1866年のブドウネアブラムシの危機後ぶどう畑の再建がはじまる。第一次世界大戦の前にはシャトーヌフ・デュ・パプには11の樽職人がいたが、ワインの輸送方法の移り替わりにより樽職人は徐々に消えていく。現在の経済活動はぶどう畑と観光業に集中している。
有名なぶどう畑:
ローマ時代にまでさかのぼり、見つかった最も古い書物では1157年にぶどう樹の栽培について触れられている。アヴィニョンに教皇が到着したことでぶどう畑に新しい命が吹き込まれ、このぶどう畑のワインに興味を示したのはクレメンス5世。彼の後継者であるヨハネス22世は城の建設の起源となる教皇であり、彼を「ワインの教皇」と呼んだ。1325年から1334年まで、3,000リットル以上のワインが教皇庁で販売され、開催されるレセプションには多くの外国大使が招待されていた。樽はイタリア、ドイツ、イギリスだけでなく、大西洋を越えて迅速に出荷されていたが、18世紀に樽での販売はボトルの販売へと代わる。シャトーヌフ・デュ・パプの4つの代表的な品種はジョセフ・デュコ(Joseph Ducos)市長により試飲を重ねブドウ品種の魅力、特徴を定義し決定された。ブドウネアブラムシは1866年にぶどう畑を襲い19世紀の終わりまで続く。ブドウ畑の再建は1878年まで行われなかった。現在はぶどう畑の面積は大きくなり、生産量も増え、ワインの取引も活況を呈している。
1933年、フランスの最高司法裁判所によってシャトーヌフ・デュ・パプの原産地と生産条件が確認され、原産地の品質が保証された。現在、3,200ヘクタールのぶどう畑がシャトーヌフ・デュ・パプのアペラシオンとして、そのワインは世界中で高く評価されている。






参照:シャトーヌフ・デュ・パプ役所サイト
https://www.chateauneufdupape.org/fr/48/histoire-du-village-de-chateauneuf-du-pape
Domaine Les Terres Promises(テール プロミーズ)2021/10/22

プロヴァンスの中央部サントボーム自然公園東部に2004年設立の比較的新しいワイナリー。人間のためだけでなくブドウの木のための「有機的な」アプローチ
マルセイユから東へ約60キロ、サントボーム自然公園東部にワイナリーを構える2004年設立の比較的新しいワイナリー。バンドールをはじめ、ラ・カディエール・ダジュール、ラ・ロクブリュッサンヌなどプロヴァンス中央部に広がり、ロゼ、白、赤ワインをすべて自社畑で栽培。基本的には酸化防止剤の添加はしないがぶどうの状態や熟成具合に応じて最少量を加えるのみ。野生酵母発酵、ビオ栽培、無清澄、無濾過。現在約15ヘクタール、バンドールは泥炭土の石灰岩土壌。
テロワールの源となる気候がワインに表れるよう独自の方法を研究。創造的感覚、インスピレーションに従って、品種の特徴、テロワールにあった醸造、熟成プロセスを経て作られるキュベ。カリニャンブランをマセレーションした白ワイン、古木のサンソーから作る深い味わいの赤ワインなど、大胆さとワインへの貪欲さが独特なワインを生み出しワイナリーの魅力となっている。
作り手
ジャン・クリストフ・コモール(Jean-Christophe Comor)はエクス=アン=プロヴァンス出身、政界でポリティカルアドバイザーとして約20年、また大学教授を務めた。2004年生まれ育ったプロヴァンスに戻り、サント・ボーム山塊の麓ラ・ロクブリュッサンヌで新しい生活が始まる。コトー・ヴァロワとバンドールの2つのAOCに広がるブドウ畑を購入。当初は野生のオークやオリーブ、低木を伐採したり根こそぎ抜いたりと土地の開拓に多くの時間を費やす日々が続く。ローマ人の時代に遡ればこの土地にもブドウが育っていたことを想像し・・。隣人たちは彼を狂人だとからかい驚きの目で観ていたが、人間のためだけではなくブドウの木のための「有機的な」アプローチによる再変換はその後うまく機能することとなる。
more information
テール・プロミーズ 約束の地
AOCコトー・ヴァロワ/バンドール
年間生産本数:約70,000本
作付面積:14.5ヘクタール(赤:11.5、白:3)
平均樹齢:約30年
買いブドウ なし
赤ブドウ品種:カリニャン、グルナッシュノワール、サンソー、シラー、ムールヴェドル
白ブドウ品種:カリニャンブラン、ロール(ヴェルメンティーノ)、クレレットブランシュ、ユニブラン(トレッビアーノ)、ルーサンヌ
Certified Organic by Ecocert (2008)





【AOC】Bandol バンドール2021/9/24

背後はサント・ボーム
♦エリアと歴史
プロヴァンス地方地中海沿岸、フランス第2の都市マルセイユの東、トゥーロンの西20kmに位置するプロヴァンスでは最もよく知られるワインの生産地。赤ワインが有名なこのバンドールは、海に面した広大な山の円形劇場型のエリアでサント・ボーム山塊やモン・コーム(山)に囲まれている。この地では紀元前6世紀頃にマルセイユの町を築いたポカイア人(フォカイア人とも呼ばれる古代ギリシア人)によってブドウ栽培とワイン造りの文化が広められ、その後ワインの交易が発展、オリーブオイルやワインの取引が組織化された。海底からは当時のアンフォラなども見つかっている。
このエリアはプロヴァンス特有の東風とミストラルと呼ばれる強い北西風の影響が少なく、比較的安全な港であったためワインの輸出港として19世紀頃まで栄え多くの商船が寄港、港は浅く停泊している大型船にバンドールの「B」が刻印されたオーク樽が運ばれる光景がよく見られたという。出所と真正を保証するマークでもあった。ワイン産業の繁栄は樽製造業の発展ももたらし、1850年ごろには100の樽製造業者が存在した。
ワインは美食家で知られる国王ルイ15世にも愛され王宮の食卓を飾った。この土地で作られるバランスのとれた骨格あるワインは輸送も容易で評判に。バンドールの町は19世紀末の鉄道開通により避暑地としても栄えるようになり今もなお美しい砂浜が広がり夏のリゾートとして人気が高い。現在は高品質なロゼワインの産地でもあり休暇に訪れる人々によってその多くが消費されている。
♦テロワール
南向きの斜面で年間日照時間は3,000時間、年間降水量は650mで秋と冬に多い。東・南東からの風がこのエリアの通風をよくし、地中海からの風が夜間も一定の湿度を保ち、夏の強烈な暑さからブドウを守る。ミストラル(北風)は激しい降雨の後でも病気の原因になる湿度を畑から吹き飛ばしてくれる。
♦土壌
主に白亜紀の土、 バンドールの典型的なテロワールとは非常に痩せた土壌で、主に石灰質砂岩と砂質泥炭土の風化物、ガラ場や崩積土から構成される。

♦ブドウ品種
【白ワイン】ブールブラン、クレレットブランシュ、ソーヴィニヨンブラン、ユニブラン、マルサンヌ、ロール(ヴェルメンティーノ)、セミヨン
【ロゼワイン】ムールヴェドル、グルナッシュ、サンソー
これら3つの品種のうち少なくとも2つ使用することが義務付けられている。
補助品種:シラー、カリニャン
【赤ワイン】ムールヴェドル、グルナッシュ、サンソー(ムールヴェドルは50%以上必須)
これら3つの品種のうち少なくとも2つ使用することが義務付けられている。
補助品種:シラー、カリニャン
♦ワインの特徴
【白ワイン】ライムとほうき(エニシダ:常緑または落葉性の低木)の香りのある淡い麦わら色
【ロゼワイン】直接圧搾法による。淡い色、ワイルドローズの色合い。ムールヴェドルの比率が上がるとより長く楽しめる
【赤ワイン】ムールヴェドルがワインに気品を与え、力強く、タンニンが豊富で骨格がしっかりした長命なワインとなる。赤い果実の香りが特徴で熟成するとトリュフや下草の香りも。樽熟成最低18ヶ月
♦ワイン生産比率
白(4%): ロゼ(73%) : 赤(23%) ※2009年データ
♦栽培密度
5,000本/ヘクタール
♦基本収量
40hl/ha
♦AOC取得年
1941年
♦ワイン生産量
55,000 ヘクトリットル
♦生産者数
2つの協同組合(生産の40%)と63軒の独立したワイナリー(生産の60%)
葡萄農家の数350軒
♦栽培面積
1,500ヘクタール
♦畑
Le Beausset ;
La Cadière-d’Azur ;
Le Castellet ;
Ollioules ;
Saint-Cyr-sur-Mer (Château pradeaux, Château d’Azur, Maubernard, La Chrétienne, Cagueloup, Sorin, Pieracci, Frégate, l’Estagnol et Pey Neuf) ;
Sainte-Anne-d’Évenos ;
Sanary-sur-Mer ;
Bandol, AOC
INAOデータ参照 更新日:2019年5月17日
Bandol 役所のサイト http://www.bandol.fr/accueil-3.html
https://www.facebook.com/villebandol/
http://www.fetedumillesime.com/fr/les-domaines.cfm


















